FujiYama’s blog

日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

だれでも弾けると言いたいが

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 バイオリンはむずかしいと何度か記事にしているから矛盾する話かもしれないが、考えようによっては、やり方によっては誰でもできる簡単な楽器かもしれない。

 構え方、持ち方、弾き方をいちおう形通りに覚える。慣れる。曲を弾いてみる。

 どの楽器でもたいして変わらないから、バイオリンだけが難しいと考えても良いものか?私は鍵盤楽器は難しいと思うが、それは同時に10本の指を使うからであり、よくそんなにたくさんの音符を同時に進行させられるなあと思う。頭が悪い人にはピアノは不可能である。

 しかしバイオリンは一つか二つの音が出せれば十分である。特殊なものでも最大4つまでしか同時に音は出さない。それ以上になると別のバイオリンやビオラやチェロが分担してくれる構造になっているから。

 つまり出す音としては非常にシンプルだから頭脳にはいくらかやさしいと思う。

 管楽器ではロングトーンが出来なければならないが、弦楽器は弓を全部使えばよい。息を全部使うのは肺機能を高めてよいものだが、風邪をひくと演奏できないので、バイオリンは無関係に弾いてしまえるスグレモノともいえる。

 だみ声の人は声楽に挑戦するとだいたい悪役まがいしか回ってこないだろうが、バイオリンは腕さえ磨けば好きなメロディーを奏でられるし、よい楽器ならプリマドンナができてしまうので、声質に自信がない人にはとても助かる楽器だ。

 問題はよき指導者との出会いがあるかどうかにかかっている。

 技術畑と音楽畑のバランスがとれた指導者が優れた指導者なのだが、偏っていることが圧倒的に多い。

 バイオリン特有のノルマとしての基礎練習を学べば、どんな曲だって自在に弾けるようになるから、そういうノルマを先にクリアさせて音楽を楽しむというのが王道だ。

 残念ながら、成人してからノルマに取組む人が多い。これは少し厄介で忍耐が必要になり、よほど好きでなければできないシロモノになってしまう。

 時間のある小学校くらいから学生の間にきちんとやれば誰でもできると断言してよい。

 普通にト音記号の譜面が読める人なら、そして耳で音程を聞き分けられるなら大丈夫だ。

 もうひとつ忘れてはならないのが経済的な問題である。

 楽器は実は工夫すれば約10万円~(弓重視)でセットがそろう。一生使うとなると50万円くらいは予算をとって何年もかけて好きな音の楽器を楽しんで選ぶといい。月々のレッスン代、発表会費用、衣装代がかかるから、まともに食べられるくらいは必要だ。

 しかし世の話としてめちゃくちゃに高額な負担を強いられるというのは、ほんとうはごく一部の話であって、ウソである。コンクール出場者や音大に行く人の話。

 最小限度のお月謝を支払ってきちんとした先生について必要十分な楽器セットを使用すれば、あなたも5年~10年後にはスーパーバイオリニストになるのです。(20210221追記)1日2時間くらい練習すればですが。

 やたらと年数をかけてたくさんの先生方のお世話になって気が付いたのでシンプルにバイオリンはいいよ、という記事を書きたくなりました。

 弦楽器で音楽を楽しむという人間としてちょっぴり高度な嗜みをあんまり特別視しなくてよい世の中になってほしいという強い願いがあって、そこから私の貧困問題へのこだわりというのが派生しています。腹ペコでも音楽は素晴らしい。でも腹八分目ならなおさら音楽は素晴らしいから。パチンコばかりやってあんまり飢えてると恐ろしいというかあんまり音楽的でないというか、ひらたくいえば健康で文化的にという願いかな。