FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

軍政の日本政府 アジアの根深い衛生上の問題点

ミャンマーの問題は、中国共産党の後ろ盾で軍事政権が市民を虐殺したり弾圧したりすることであることだと先日書いた。

日本の軍事政権というのは太平洋戦争中の昔の話だと思っている日本人があまりにも多く、こんなことを言えば大丈夫かと正気を疑われることも十分にありうると思っている。

しかしながら、残念ながら、日本政府は軍事政権である。

まず第一に政治と宗教の問題があり、政府は戦時中と変わらずに天照を祀る伊勢神宮が日本の正式な宗教であるという認識の共同体である。自民党神道の団体を中心とした政党であることはよく知られている。宮内庁においても警察庁においてもまったく誰も疑わない日本の宗教である。この神道が戦争の神であることはよく知られている。

もうひとつ厚労省生活保護の水際作戦を容認して、生活保護の支給率を下げていることである。欧米では支給率が8割程度だが、日本では2割程度しかない。これは北朝鮮の状況とよく似ており、貧困層が多く存在して困窮している事実に対して、民に自己努力を求める政策の取り方である。北朝鮮も軍事費が必要で社会保障をひたすら削ろうというやり方なのは同様である。

第二にマスコミの報道偏向問題である。これは専門家が国際比較を例示してその自由度を公表しているが、日本の報道は政府のスポークスマンとなっており、まったく政府の批判や指摘や情報公開になることをやらない。中国共産党とも協定を結んでおり、中国共産党に都合の悪いことは報じない。今ならウイグル問題をまったく報じていない。欧米では繰り返しその問題映像を放映している。

この政治と報道の関係性がきわめて社会主義国や中国、北朝鮮と酷似しているのである。

第三に日本の防衛力あるいは軍事力である。世界第6位の力を持っていることが、まったく知られていない。ただ全体に占める予算の割合が1%を少し超えたという小さなイメージが報じられているが、実際には軍事大国そのものである。憲法解釈も防衛範囲を拡大させつつあり、もはや攻撃力、打撃力に焦点があてられる段階に至っている現状からは軍事大国だ。尖閣防衛のために必要なのは、これ以上の軍備というよりはむしろ日米安保第5条のほうであり、在日米軍基地であることは自明であるが、尖閣問題がなにを示しているのか考えなければならない。

日米安保はゆるぎないが、それは改憲の必要がない軍政化の実現のために貢献している。法改正するまでもなく、日本政府は戦争の神天照を祀っているので、あとは米軍の二軍でありさえすれば、確実に軍事的優位性をもって日本国内の統治ができるという判断である。自衛隊だけでは中国に対抗できず統治が成立しない。そうなると政府の統治に影響するという考え方なのである。

そもそも国民主権という考え方は欧米の考え方だから、軍事力によって統治するのが統治であって、それ以外は認めるつもりがない。

基本的人権の尊重についても、個人の自由意思や金銭的財政的なものがなければ実際に尊重のしようがないのだが、軍事政権というのはそんなものはさらさら認めるつもりがなく、日本人が貧困化していくように国会の労働法制の議決で誘導し続けている。中国共産党も香港弾圧を法的に行ったが、水面下の外交や報道協定などをふくめて酷似している。日本人が自由に行動を選ぶことが難しい状況になっている。簡単に言えば欲しいものやサービスを手に入れられずに我慢したりランクダウンしたり不便不自由する事態が広まってきつつあるということであるが、これも軍事政府のためにはただ耐えろということである。

その軍政の象徴が官邸主導の強権政治となって、現在の菅内閣の施策が行われている。

中国に抗議しつつ、裏(公明党や外交ルート)では中国と取引を続け、アメリカの軍事力を使えば、日本人は思い通りに使えるよき民兵あるいは奴隷になる。

電気代値上げの次は水道を民営化して外資の乗っ取りを誘導して、水道料金を値上げさせる目算である。消費税もさらにあげて大手の法人税は下げる。

中国やミャンマー北朝鮮の話ではなくて、日本の話であるが、認めたくない事実として認識しておかねばならないだろう。

コロナ危機を煽りたて、マスコミがそれに迎合して日本人を脅かしているという現象もまた軍政のやり方そのものの市民に対する弾圧行為である。感染症1,2類というペスト並みの危険性をもつ恐ろしい病気だと厚労省が言えば、それはみんな恐ろしいに決まっているし、政府として過剰な自粛をさせることも当たり前のことだが、不要な自粛を強制するのは実際軍政の横暴そのものである。ミャンマーで学生が自由に抗議活動できない状況とあまり変わらない。香港では活動家が逮捕されたわけだから、そのうち日本でも自粛しなかった罪として逮捕する法律ができるかもしれない。御存知の通り政府案の方向性はまったくそのままであった。

コロナはインフルエンザ程度のどうでもよい感染症であると多くの医師や専門分野の科学者たちは指摘している。軍政の耳には届かない。そんなことどうでもよいからただ従え自腹を切れという感覚なのである。

以上かいつまんで日本が軍政であることと、アジアの問題ある国々との共通項を並べたが、これほど不衛生なことはない。精神衛生や公衆衛生から考察判断できることとして、これほど不公正がまかり通ることは人類社会における重大な問題であると言わざるをえない。

アジアの特徴は儒教道教の上下関係と仏教の諦観にある。そこに悪しき指導階層である中国共産党北朝鮮体制やミャンマーの軍政や日本の伊勢神宮というものが重なったときに、そのアジアの民というのは基本的に不幸な隷属させられる黄色人種になってしまう。

法による統治と治安はすべて軍政のためにのみ用いられ、市民の自由や幸福のためにはまったく用いられない。そもそも弁護士があてにならない。

日本にある基本的人権国民主権などというものは薄氷そのもののまったくあてにならないお飾りにとどまり、ただ恐怖と欠乏にあえいで日々の暮らしをなんとか送るだけしかできない日本人たちという現状がある。働けなければ玉砕でもするしかない。

これで日本の経済が発展するわけがなく、誰一人として幸福になるわけがない。多少富裕層がゆとりがあると言える程度であり、1億2千万人は苦しんだまま悲惨な将来を約束されて死後は黄泉の国、つまり地獄へと落とされていくことになる。

日本には大学教育制度という欧米のシステムがあるが、アジア政治の中の日本として冷静に見ると、その研究成果は無視されその尊厳は蹂躙され続けている。だからこそ中国に嫌悪感をもよおす国民が大多数なのであろう。

しかし、欧米諸国が日本人の繁栄や幸福をなにか実現してくれることはまったく期待できないという事実をよく考えなければならない。商業的に仕組まれた自由、はめられるだけの選択、批判されるだけの権利、媚びさせられるだけの平和、ただ今日、今月、今年だけなんとかなるかどうかで、果たしてそれで幸福な人間と言えるだろうか?

日本人の精神衛生で厄介なのは、歴史的、民族的な洗脳がなされているからである。宗教なんて親がやっていたからやるだけのもので、日本に生まれたから神道の一員であると言われるだけのものである。それを洗脳をきれいに解き放つことができないままで、なにを近代化しようとしても無駄になるし、日本国憲法を理解できない人も多い。9条を改正すれば問題が解決するかのような幻想にとらわれている人たちはまさに神道に洗脳されている。学問が社会で一切役に立たないのだという政府学識のやり方は社会正義などまったく考慮しないが、その根拠は軍政の維持、アジア文化神道による洗脳である。

こういった内容を鎌倉時代にすでに解き明かしていたのが、日蓮である。

日本人は地獄の中に生きており、そのことに気が付かない。

善の力が弱いのがこの末法である。

せっかく大戦争に負けて、今までの常識について考え直す機会を得られた日本人は、神道とアジアの常識に再び飲み込まれている。

ゆたかな近代市民社会という正しく科学的な人類社会の規範をまったく理解できない政府官僚や政治家たちのずる賢さをきちんと把握しておかなければ、日本人はみなさん不幸なままであるが、その正しい認識の前提条件は洗脳からの脱皮であり、日蓮正宗によることがもっとも確実だ。

科学的根拠の把握と科学的思考というのは冷静に判断できる資産や質の高い教養が必要なハイレベルな人材群にしかできないものであり、日本人の大多数にとってはあまり現実的ではない。藤井聡教授のチャンネル登録者数もたかが知れている。今月の収入や財布の残金やクレジットカードの限度額を気にしている庶民が、そんな科学的思考なんてできるわけがないのだ。かろうじて理解しても人間の洗脳を解く能力があるわけではない。日本を滅ぼす緊縮財政の根本原因は、力による政治であり、軍事力を最高規範とする基準であり、軍政実現という邪悪な宗教思想の目論見にある。

従って、ものごとをありのままに見る能力と知恵は、神道によってしては得られないという事実がある。また、よしんばありのままに見たとしても悪い状況をそのまま放置するのが神道の特徴である。神道には社会正義というものが理解できない。輸入品としての社会正義である。その日暮らしのような閉塞した視野狭窄の盲従するだけの都合の良い人間(民兵)だけを丁寧に教育して大事にするという特徴がある。

絶対に民主化ができない宗教であり、そういうふうに洗脳すると人間は隷従するようになるのである。

幸い、ユダヤキリスト文化に学び、日蓮正宗の本尊のおかげ、日蓮の遺した文献のおかげで洗脳が解けて、私は日本のありのまま、日本人の悲惨さ、アジア人の哀しさ、今の時代の課題が克明にわかるからよかったが、間違いなく99%の日本人にはなんのことか、さっぱりわからないのではないかと思う。

日本最古のカルトは神道であり、戦後最近のカルトは創価学会である。洗脳を解く必要があるのは、どちらもあまり変わらないと言える。

日本には日蓮正宗という自由と科学的判断(正しい道理)を重んじる奇跡の宗教が存在しており、その思考判断レベルはユダヤ教キリスト教など足元にも及ばないはるかに勝るものである。たった数年間で洗脳の何たるかが意識的に克明にわかるようになる。

わたしの感覚として日本政府の軍政思想、洗脳による統治は断じて嫌である。できるだけ主体的に作業・労働したい。人や組織に媚びるのを強要されるのはとても疲れるから不可能なのだ。脅され続けて働き続けるというマゾヒストにはなれない。