個人的には面白い飽きさせない魅力のある大統領であると以前記事にしたことがあるが、実は相当な懸念のある面も否定できない。
日本の自民党と同じような新自由主義がわかりやすいからである。
わかりやすく言えば人の命よりお金が大切だというのが新自由主義の危険である。商売を一番にして政府がコントロールしない場合、減税も含めて企業がやりたい放題になると、人身売買、臓器売買が正当な行為であると解釈される空気が蔓延するのだ。社会保障やコロナ対策には金がかかるからやりませんという政治手法で企業だけがボロ儲けし、富裕層だけが長生きできる社会を目指している。えげつない世の中を作ろうというのが偉大なるアメリカの内実のようだ。
私ははっきり新自由主義には反対意見である。
仏教徒として、現代の日本国憲法を奉ずる日本人として、ありえない。
憲法を改正するのも、日本人抹殺のためであり、日本人を米中の奴隷にしようという目論見の具現化が目的である。日本人の当たり前では、自民公明政権はありえないということである。日本が仏教国であって平和主義の国民性であることを踏みにじり、大企業と神道の身内だけが儲かる貧乏人いじめの国を作り上げてきた自民党公明党政治というものを断じて許すことはできない。
トランプと連動してなされてきた現政府のもくろみと悪事が日本人にはあまりこたえていないことが内閣支持率や自民党支持率からよくわかる。
日本人の3割は日本人の3割が死滅することを目的に投票している。
日本が新自由主義で舵を切り、中国とべったり、アメリカの武器大量購入というやりかたになるのは、日本人として反対なので、トランプ再選の危機であるという題にした。
日本人が全員で繁栄する方向に行って欲しい。分断の自民公明政権ではなくて、全員が子孫を増やせるような豊かな国になるように政権は交代させなければならない。
行き過ぎたアメリカ資本主義と滅茶苦茶な中華思想体制の食い物にされるだけの日本に成り下がって久しい。同盟国として尊重されている間はよいが、この先は人口減少で難しくなる。そして数十年のうちに軍事経済的なうまみが感じられないとなれば、アメリカ軍は日本からも撤退する可能性が出てくる。
労働力として外国人を受け入れても日本は維持できない。短期的には維持しているように見えるが、分断された日本が残ってもそれはもはや日本ではない。
日本と言う文化の内実がなくなってきているからである。
日本滅亡とは日本文化滅亡であり寺院仏教の衰退とほぼ同義なのである。貧困の蔓延で、比較的自由な町人文化すら維持できなくなりつつある。
どちらかと言えばバイデン氏のほうが対中・対北朝鮮できちんとしたことをやり、国内の分断を防ぐ演説と社会保障政策を知っており、コロナ危機に対して処方と予算を考えるようである。
トランプが再選され、日本が極端に右傾化すれば、本来ありえない立憲民主に対する一時的投票まで考慮しなければならなくなるのは、日本国のため、すべての日本人のためには致し方ない(支持政党なし)。そして実はアジア全体に影響する重大事であるから、立憲民主党においてすら新自由主義派だけは警戒して監視し続けなければならない。
自分の資産や職業など直接的な収入に関するところだけではなく、自分の生きている国や同盟国の政治もまた科学的合理主義によって判断しなければ、ただ日本が衰退したり日本人がみんなで大損をすることになる。
米中に奪われている日本人の給料を取り戻せるかどうか?である。軽く年間百兆円以上ぶんの給与所得は米中のために持っていかれているのだが、腰抜けのようにヘイコラしていると本当に食い物にされるだけだ。日本人は忍耐強く礼儀正しいから。要するに馬鹿な民族だというふうにしか見られていないことに気が付かねばならない。自公の議員たちは米中にヘイコラして見ていられない。立憲民主も旧民主党時代はへらへらして見苦しかった。大国と対等とまではいかないだろうが、地位協定も友好条約もおかしな取決めで、公正な国際関係に修正しなければならない。
日本の状況は、そこまできちんとできる政治家を求めている。みんな心の中ではおかしいと感じている。
世界と適度な商取引を維持し、アメリカとの同盟(自衛隊)を維持するためには新自由主義のトランプ流はまったく不適切である。同盟より先に日本が衰退するからである。しかも有事の際にはみんな逃亡するような自衛隊になりつつある。新自由主義とは、なにしろ公務員は国民の公僕なんてありえないと日本国憲法に反対しているからだ。政府のため国のため自衛隊のために国民が尽くせという大戦中の玉砕自害の強要が正当化される時代に向かっているのである。当然高齢者、障害者、女子供も死んでいただくことになる。新自由主義と改憲は自殺の推奨・奨励と同義である。
どこの国でも国民が政治をコントロールしなければ、政治は暴走する。国が企業集団として暴走する。それが全体主義に対する警鐘の意味なのだ。中国共産党も極めて危険である。あんな国の下っ端、属国に成り下がってはいけない。日本人はいつから誇りを忘れてしまったのだろうか?