FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

大人の趣味は凝り性が活きる 浪費しないために

なにか適当で遊びがあることも大切ですが、とことんこだわって徹底的に突き詰めることがプラスになることもあります。
完璧主義に似ていますが、結果重視、完成度を最優先する行動原理は、作品レベルや実力を確実に上げようとするひたむきさを約束しています。
これは、たとえばバイオリンを習う大人がうまくなるか、さっぱりな騒音源になるかの違いです。
凝り性は無駄より完成度がなによりなので、一直線にうまくなります。
一方、気分やムードに浸る人たちは、さほど完成度を気にしていません。
よい指導者と凝り性が出逢えば、よい趣味として周囲から認められやすい結果が出てきます。
生徒に目標を持たせて、具体的に徹底すべきポイントを教えない指導者もいます。
教えても右から左の生徒もいます。
バイオリンの場合、1日2時間も集中するのは、大人にはハードルが高く、なかなか専念できませんから、とにかく生徒が凝り性でよい指導者が決め手になると思います。
理想は1日3時間余りですが、実際わたしも45分しかバイオリンを構えない日が多々あります。
そんな日はシュラディークとフレッシュの5番までしかできないので、とうてい弾ける曲を維持できず、むしろ退化しないギリギリだなと思っています。
それでも、気分ムードや格好だけで趣味だと思っている変態趣味よりははるかにまともだなと自負しています。
こういう性格の取り組み方が活きる分野について、理解しやすく、広い社会性を持つことが容易いのは、ひとつの幸福なのかもしれません。
趣味は実用性ありきで、みなさんが楽しく一直線に完成へ向かうことを願っています。
もちろんわたしも同じです。
お金を湯水のように使う暇人の趣味というのは、まったく感心しません。
人類の課題が山積しているものを無関係だからと言う人の心はとても貧しいものです。
実用性に向かって無駄なくやるのは、半分は仕事と同じなので、真剣さや気力や熱意で人のためになる心こそ肝要となります。
よくいる自己顕示型の趣味というのは、次元がまだ高くないので、多少なり恥ずかしいタイプの趣味だという面もあります。
文化的な生活の一助になるか、浪費になるか、その違いにまずこだわって、その基本的人間関係を確認することが人類社会と人生のプラスになることを知ることが大切だなと思います。