FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

バイオリンのある練習メニュー 2022年12月版

最近のメニューは基礎に傾けて、とても有効に感じる。

かえって以前の練習では偏ってあまり効果がなかったと思う。

シュラディークと音階とエチュードに曲をやるというのもまあまあだが、エチュードを一旦脇に置いて、シュラディークにポジションエチュードと音階に曲をやるようにしてみている。

これはエチュードと曲でポジションエチュードをやるのは効率的ではないし、音階でのポジションエチュードでは一日あたりが少なすぎるからである。

しかしポジションエチュードの量も際限ないほどあり、各音調ごとにやる必要があるので工夫している。

シュラデークは1番でひたすら左手の形を意識する。

その意識をもってポジションエチュードに進むとファーストポジションからセカンドサードあたりの移動練習で生きる。

そしてポジションエチュードは毎日ふたつの音調音階でやることにしている。

ひとつは毎日同じ音調たとえばト長調でもうひとつは毎日かえる。

毎日やるほうは4つから20くらい種類をやり、毎日変えるほうは1つから3つくらい種類をやる。短めの時は合計4種類くらい長めにやるときは25種類くらいやる。

この後の音階練習と曲はすこぶる快調となる。音階はもちろん毎日調をかえる。

そういう今の自分にあった工夫と変化がかなり重要な練習の気構えなのかなと思う。

左手の形はまだ完全とは言えず、特にE線の第1第2ポジションは難しく感じている。

我流で完全に音程がとれるからと安心していると、実戦でえらいことになる。

曲は課題曲ともう1曲以上を目標にしているものの、基礎練習だけでたいへんなので、課題曲どまりのことが多い。エチュードなんてとても無理だと今は感じる。

それはポジションエチュードが相当程度楽になってきたらエチュードは楽勝になるという目算のある見通しでもある。証明はすでにあり、パガニーニのカプリスを久しぶりにやると弾きやすさが飛躍的に上がっていた。

右手は幼少期と合奏の成果で歌う経験があるので、とりあえず音階と課題曲の中で意識的にやるようにしている。時折、エチュードで替え弓の練習や跳ばしの練習などもやるが、フレッシュでスラーやスタカートの組み合わせと全弓、2音3音4音とつないで弾くように指示があるので、それはそれで活用しなければもったいない。

気力体力を充実させなければ、とても上達はおぼつかない。

そして限りがあるエネルギーだからこそ、一日も早く基礎を習得して基礎練習にかける時間を短くできるようにしなければならない。

誰でもプロのレベルで生涯楽しく演奏したいと思うので、基礎練習については真剣に学んで俯瞰できるようになる必要があり、そのために先生は複数の方に助言指導を求めることが大切になる。

最初から完璧な先生にあたればよいが、その確率は限りなくゼロに近い。

バイオリンを満足に自由自在に弾けるようになるには、必須課程があり、それはほとんど誰にでもできるものだ。

ただ時間と経費と空間と先生という条件がそろわないと無理なので、超時空音楽空間を整備できる方は、楽しくマスターすればよいと思う。

ひとつだけ注文をつけるならば、世界のそして身近な悲惨な人たちのことをいつも忘れずに音楽できる人であってほしいと願うのみだ。

宇宙と地球と自分のつながりを忘れていくらバイオリンが弾けてもそこに価値があるのか、そこに愛や慈悲があるのか、それは本当に人を幸せにする音楽か、深慮する人間であってほしいのだ。

いずれにしても、基礎の練習のコツを教えて下さる先生がとてもありがたい。

心の深層と音楽を探究したい。