バイオリン弾きにとってあまりにポピュラーな課題曲ですね。
しかしこれはアマチュアにとっては難曲なようです。
自分の場合はむかしこの曲は合奏していたので、ひととおり流す程度はできていました。しかし、それでは満足できないものがあり、きちんとレッスンを受けようと思い立ちましたが、正解でした。
まず、別に記事にしましたが、楽譜を原典版にして、フィンガリングとボーイングをあらたに覚えなおしました。これが非常に大きい変化の原型になりました。
そして特にボーイングの指導がわかりやすい歌わせ方、弓の使い方で、自分でもわかるくらいに劇的に変化しました。これは、音大生やプロの品質に限りなく近づいたものと自負しています。
今回指導を受けて、レッスンの重要性がほんとうによくわかりました。一人でなんとなく弾くことのロスの大きさです。楽器を活かしきる弾き方になってきました。
今や楽器さえよければオーケストラのオーディションに挑戦できる程度の演奏になってきました。どこのアマチュアオケでも怖くないようなもので、プロはさすがにモーツアルトだけでは無理ですが、一曲に限ればなかなかよくなりました。
バイオリニストがみんなモーツアルト好きな理由は、音型がシンプルで存分に弓を使って弾ける気楽さと伸びやかさだと思います。
これからは私もモーツアルトを弾くのがとりわけ楽しみになりました。
四番と三番も新しいフィンガリングとボーイングで挑戦してみようと思っています。なんだかようやく私もバイオリニストの入り口に立ったような気がしています。
弓の使い方の基本基礎がわかれば、あとはそれぞれの作曲家にあわせた応用という感じになってくるのだと思います。