FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

近年の政治動向

f:id:FujiYama:20201225220403j:plainコロナとみんなで大騒ぎして、なんだか世の中たいへんそうな雰囲気に包まれている。

ほんとうにコロナなんていったい誰がばらまいたんだろう。厄介なものだ。

しかしおそらく中国が起点になっていて、チャイナリスクをはやくから気にしていた私からすれば、やっぱりなという印象です。

学生のころ、20年ほど前に、中国が台頭してきたら厄介だぞとアルバイト先のオーナーさんが言っていたのを思い出す。

じっさいに近年、日本の産業の空洞化はさらに加速し、日本の不動産を中国人が買いあさっており、新卒の採用も外国人が増えているということである。

中国の軍拡はとどまることを知らず、いよいよ軍事衝突もインドだけではなくなりそうである。

政府はアメリカにも中国にもいい顔をしたいとみえて、中途半端な態度のまま年の瀬を迎えている。

アメリカですら中国の労働市場は魅力的で継続的に関係を持続するのだから、日本が中国と喧嘩するわけにもいかない。大国の横暴だとは思いながら、じっと我慢の子である。政府与党はそんな半端なものがちょうどよいと考えているのだが、野党はここぞとばかりに、日本の主権を主張せよと宣伝する。

実際に尖閣諸島をとられてしまったら厄介だから、主権の存する日本政府が明確な態度を示すのが筋である。

さらに立憲民主党アメリカ追随路線、親台湾路線であるから、対中戦争も辞さないのかと思えば、民主党政権の際には自衛官海上保安庁の船舶は遠慮させている。共産党中国共産党が傲慢であると言って、久しぶりに的を得たことを発言した。

公明党は中国の軍拡に協力しているからほどほどの愛国者であれば、外患誘致罪で一斉検挙したいところである。

どの政党の主張をみても中途半端な利益代表者たちで、日本国の国益を第一にする主張というのが見当たらない。かろうじて立憲民主の主張が理解できるが、かれらは言うこととすることが違うので信頼を置けるほどでもない。支持率も低迷期が長い。

結局究極の無難な政治勢力自由民主党だということになる。

しかし反面自殺者が増え、失業者が増え、倒産件数も増え、GDPも減り、実質賃金も減少し続けるという、社会経済的にはぜんぜんダメな政党なのである。自公には政権担当能力がない。厚生労働省は2020年6月5日、2019年の人口動態統計月報年計(概数)を発表した。 出生数は前年(2018年)より5万3,166人少ない86万5,234人で、1899年の調査開始以来過去最少。

政治動向は政党で見ると絶望的な状況である。尖閣諸島を差し上げますとかいう態度の日中友好はやりすぎだと思う。

政治は経済政策と社会保障政策と外交の兼ね合いだと思うが、経済政策が最近20年以上緊縮型になって、国が衰退している。MMT(現代貨幣理論)の田中角栄路線でいけば国は栄えて豊かになるが、緊縮型(PB均衡論)では社会保障を圧縮するようになる。その中でたいした外交なんてできるわけがない。弱腰中途半端な態度でしか交渉できない。f:id:FujiYama:20201225220529j:plain

国民を甘やかして豊かにすると誰も政府の言うことなんか聞かないから、みんなを貧乏にして政府に注目させたいのかなと思ったが、どうやらそういう筋の見方も正しい。国民なんてけしからんという上から目線の小池路線で人権を制約しようという魂胆がみえみえなのである。しかし大方は企業の利益を最大化するために、国民には貧乏になってもらうという方法を選択しているだけである。国民は自公を選択しているから、貧乏を選択しているのである。契約社員とかバイトとかで、いざコロナ危機が訪れると太刀打ちできない。

しかし国民の選択なのである。

財政出動をほとんどしないで、中小企業救済もまともにしないで、失業者になんの手当もできない状況をつくったのは日本人である。

この政治の形がしばらく変わらないのだから、みんな生活保護レベルでのたうち回って苦しむが、自業自得である。寒い。

私個人はコロナでも収入が変わらないから、他人事かと言えば、治安が悪くなるから、きちんと財政出動、経済政策をやってほしいのだが、思わせぶり、そぶりだけの自民公明ではにっちもさっちもいかない。危ない。

他の野党さんはもとより権限も実行力もない。政権交代なんて夢のような話。

首をくくる人にがんばれとか言っても役に立たない。

少々オニギリやお金を恵んでもどうにもならない。

アメリカから見ると同盟国として頼りないなあという感じがするだろう。しかしカモだから商売や投資はさせてもらうよといったところである。基地はしっかり使わせてもらうのだが、自衛隊なんてほぼ役に立たないことがわかっている。日本が衰退しても基地を使わせてやればそれで満足というところである。

中国から見ると、まさにいいお客さんだ。衛生的な日本は金で買えるという事実が浮き立って、列島はまさに中華帝国の別荘状態である。中国の別荘が日本中にできてもたいして困らないが、そのうち領土を売れという流れになることが目に見えている。チャイニーズマフィアの動きが危険だから、できれば別荘なんてやめてほしいが、金さえもらえば売ってしまうのが日本人なのである。

まあ貧乏人や失業者たちには気の毒だが、日本人というのはそういうものらしい。

カネにめがなく、先進国をやるつもりがない。

政府与党は、ベトナムやタイのような低賃金労働者の国とあまりかわらない国を目指している。1%だけが富裕層であれば、あとはどうでもよい。

一部の富裕層だけが人間で、あと99%は奴隷になりたいらしい。そのうち泥水を飲む人がたくさんになり、路上生活をする人たちもたくさんになる。ようやく働けるとなっても日給、期間工、よくて一年契約という、江戸時代より悪い経済状況があたりまえのものになりつつある。唯一助かったのは外国人技能実習生や外国人労働者が見事に日本の労働市場の緩衝材の役割を果たしてくれたことだろう。チヤホヤされる外国人たちが非常時には厄介者にすらなったりもする。しかし緩衝材だから大切にしなければならない。それはどこの国でも同じだからだ。

日本史が変わろうとしている。旧来からの日本史が終わる時が来たようだ。