葉加瀬太郎のクライスラーアンドカンパニーの編曲で思い出深い曲で、大好きな曲だ。いわゆるどうしても弾きたい曲。
ただこの曲、大人になってからチャレンジしたので、後半の速いパッセージで指が動くかどうか少し心配だった。シェラディークを習うまでは、準備なしでシチリアーノの最初から音程を取るのが難しかった。リゴードンもシェラディーク効果が大きい曲。音の粒がそろうように弾くのには基礎力がいる。
あとはひと弓の中にアクセントを4つ入れるというものが少しコツがいる。ひと弓の途中でアクセントを入れるのが面白いといえば面白い。
これは舐めていると手ごわい曲だが基礎練を続ける限りまだまだこれからよくなっていきそうである。
一番最初は高校生のころ、葉加瀬太郎さんのクライスラー&カンパニーの編曲で聴いた。編曲がとても面白いのだ。そして後からティボールバルガの演奏で原曲を聴いて二度感激した。たしかNHKラジオで流れたことがあった。
クライスラーは演奏者としても優れていたが、作曲家としても特に短編で優れていた。信じられないような名曲が多い。どちらかと言えば作曲家として好き。
演奏上この曲は易しくもなく難しくもない曲。
鑑賞にたえられるレベルまでもっていかなければ弾く意味がないので、またそのうちレッスンを受けようと思っている。