FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

お釈迦さまの予言

お釈迦さまは鼻から教えを聴かない人が大勢いることを想定していました。第一存命中に全人類に会うことなんてできません。
たくさんのお経を遺しましたが多すぎて全部読みきれません。
そこでまとめ編、総集編が出されました。それが法華経です。法華経には自分が死んだあと遺した教えでなんとかなるが、末法時代にはどうにもならなくなって、上行菩薩が出現して法華経をひろめることが予言されています。末法法華経は、正式名称の妙法蓮華経に南無がついて南無妙法蓮華経といいます。
実際に鎌倉時代に南無妙法蓮華経でみんなを救うと言って現れたのが日蓮です。日蓮は修行していて自分こそが上行菩薩の生まれ変わりで釈迦のお師匠にあたる仏だと自覚したのです。法華経には釈迦が遠い昔に上行菩薩を師匠にしたことがあると書かれています。
釈迦と日蓮は師弟関係にあったんですね。宗派によって弟子と師匠のこの順番が違います。釈迦を師匠に置いているのが日蓮宗身延派で、日蓮を師匠に置いているのが日蓮正宗です。それで身延派ではたんに日蓮上人とか日蓮聖人と呼んでいて、日蓮正宗では日蓮大聖人と呼ぶのですね。
日蓮も予言者でいくつかの面白い予言をしています。鎌倉当時に日蓮宗が身延派に分派することもわかっていましたし、後の時代に国際派の新興宗教が出てきて南無妙法蓮華経をかたらうことも、彼らが日蓮正宗法主と敵対することも文献に明文として予言しています。
予言が見事的中してしまうあたり、釈迦や日蓮がたしかに悟っていたことは間違いないと思います。