FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

もともと荒んだもの苦労で荒むもの 潤うもの濁るもの 歴史ある塔婆供養

人間はうまくいっている時にすでに荒んでいるもので、なにも不遇の人ばかりが荒んでいるのではない。
浪費は貧困層より富裕層のほうが莫大なものだ。貧困層の浪費はむしろ寿命を縮める深刻さであり、支援の手が必要である。
会ったことはないが、国策に迎合して満州で事業を成功させて金満ぶりをさらしていた先祖の話を思い出して、その神道の危険性を考える。
なにもかも順調にみえるその時こそ、人間の心は荒む。
敗戦でその無惨な心は露になるが、敗戦が悪いとかロシアが悪いとかいう外的なことを言うことは安易すぎる。
なんの救いにもならない。
文化的な営みの中で人間の心は潤い、蘇生していく土壌は造られる。
うまくいっている間にこそ文化的な営みを大事にする。
資産ばかり増やしても荒むだけで文化的にならないことがほとんどだ。
文化なんて資産だという東洋の常識は釈迦を否定している。
仏教は富裕層を譬えに使って、万人の豊かな心を育む教えである。
具体的には時代の変化を踏まえた上行菩薩の再誕を釈迦は予言している。
その日蓮の南無妙法蓮華経を悪用すると豊かな心は転じて濁る。
心を潤わせ蘇生させる南無妙法蓮華経を濁らせてはならない。
家庭の風呂の湯は澄んでいなければ不健康だ。
国策の濁りから戦争と暴力と犠牲が甚大な被害を惹き起こす。
心豊かに潤う、美しく清らかな魂の響きは日蓮正宗大石寺にしかない。
お盆の朝勤行に、父方の会ったこともない見ず知らずの先祖供養もする。
なにかあれば信用と財産は無に帰することを誰もが銘記しておくとよかろう。
われわれの宝は生命であり魂そのものである。
今日はお寺で生前可愛がってくれた母方の祖母の塔婆供養を執行していただく。
母方の祖父母は同居していたので文化的な日常の基礎を教えてくれた有難い先祖である。
この祖父母なくして日蓮正宗を理解することはできなかった。
いつからか代々の浄土真宗には大乗の智恵があり、慈悲の欠片があった。
古墳時代を経て国分寺の記録がいつからのものか直接は知らないが、日本の歴史はそれなりに確かで古い。
祖父の弟の世話をしていたご婦人が教えてくれた先祖のつながりと古さ。
祖母の先祖は明石と関ヶ原合戦の歴史絵巻と文化的遺伝子。神道と禅。
私は豊かな文化的土壌を遺伝子に備えてユーラシアの精緻なる仏説大石寺信仰ができる幸せを噛みしめ味わう。
あと一歩二歩のところで醍醐味に到達できずに永く苦しんでいる祖先先祖たちの魂に鮮烈な慈悲の光を贈る。
南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経