昨日、魂柱新調の記事を書いて、今日は録音をとって冷静に聴き比べてみた。
モーツァルトの協奏曲5番一楽章で比較してみた。完璧に弾き通すのがとても難しい協奏曲なので非公開の比較で残念だが、数ヶ月前の高音の
三乗倍感で歴然たる違い。
弾いていても、表現の幅がひろがっているのがわかるので、なんとも自由な気持ちになれる。響きが累乗倍になるとこうも自由なのだと感動モノ。
木綿のタコ糸が太めのトコロテンになったような豊かで滑らかで透明な感じ。
魂柱がどうしても相対的に短くなり、バイオリン本体の木はたわんでいるから、ただ魂柱の長さをぴったりにして、満遍なく響く所へセットしただけのこと。物理の響き伝導、電圧と電流の考え方と同じだと思う。
よく響く楽器で練習できるから、絶対に上達するハズ。それは弾いていて楽だから。
上達で言えば、間違いなく弓を丁寧に弦に載せる練習が不足している。高速になると統制は難しいし、ゆっくり弾くにしても、かなりの神経を使う技量を身に着けたいと思うのだが。。。
せっかくのストラディバリウスもどきなので、欲が出て来ているような気がする。