FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

新しいバイオリンは3年を目安に修理が必要

新しいバイオリンは、出来上がって3年間で木が1番大きく変化する。

含水率の変化率も最大だそうで間違いない。

今日は、朝イチ番で老舗楽器店を訪ねて楽器をみてもらったら、製作から3年経っているので魂柱を作り直すように勧められた。他は幸い大丈夫。

理由は多分地球上どこも大差ない。

とりあえず魂柱を少し動かしてくださり、それだけでも素晴らしい響きになった。

パワフル、リッチ、ウォーム、ブリリアント。

褒め過ぎかといえば、そうでもない。

今日はじめてみてくれた職人さんも良いバイオリンと認めて下さった。

響きが豊かになると、何気に運弓が本当に容易く感じる。

もともと柔らかなアタリがさらに柔らかになり、とても新作とは思えない。

それにしてもかつてメニューインやスターンが踏んだ楽器店の床に立つのは、なんとも言えない感動だった。

何度か死にかけたものの、諦めずに生きてきて本当に良かった。