FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

20220806 午後から銀座でお里がえりと感動のお勉強

それほど頻繁には行かない銀座だけれども、近いし7年位前バイオリンの先生が勧めたこともあって、日本橋の用事のついでにふらと立ち寄って、結局その楽器店で今のバイオリンと出会って引き取った。
今日は1年近く経ったのでお里がえり点検。
娘(バイオリン)に問題なくきれいな状態をお見せできて幸いだった。

コンサート受付時間1時間前に着いてしまい、ユニクロで紳士服のラインナップを見てからマクドナルドでビッグマックを頬張る。
ほどないところで石上真由子さんと江崎萌子さんがベートーベンのバイオリンソナタ全曲コンサートをなさるというので、鑑賞させていただいた。
1番3番8番7番の順。玉の汗で肩当てが何度もずれるも音程も弓もほぼ完璧。
弓づかいがきちんとできているのは、見ていても聴いていても美しい。
7番だけは譜面をさらってみたことがあったが、どの曲も魅力的で飽きさせなかったし、弓づかいと音色のお勉強に最高だった。
アクロバティックではない地味な実力が試されるところそつなくこなす。
7番をあんなにゆっくり丁寧に演奏するデュオははじめてで、とまどいから感動に移行していく感覚。
会場が銀座のブランド店ホールだとお洒落なお客さんが多いので、もう少し減量しなければ格好が悪い。
地味な実力を身に付けることと脂肪を身に付けることが相反するか一致するか、運動不足を反省することしきり。
とにかく動くことを第一にしておくこと。
一時期の激ぶとりからは脱しているが、ベートーベンに感動するというのは、絶望や苦悩から立ち上がって音楽に突き進む魂の躍動感を味わうことでもあり、加齢しながらまだまだ暑いなかではあるけれども、信心だけは深くキレイにマメにやろうと思った。
時を刻む美しい音楽の調べに、命の儚さと大切さをデリケートに深く思う8月6日の想い出になった。

出掛ける前に銀座のその楽器店で7年前に購入したカールフレッシュ♭♭♭短音階、c-minor1番から8番、9番8小節と10番11番。聴く予定のベートーベンソナタの7番の音階。
当時まで「バイオリンの演奏と技法」しか読んだことがなくて、カールフレッシュ全調教本の存在を教えてくださったKH先生はまだお元気でいらっしゃるかな。
クロイツェル27番
少しゆっくりの速度72で。