たとえば、わたしの成育した家の玄関だが、道路に面して門扉がある。それから階段がある。玄関扉の前にスペースがある。扉を開けると靴を並べるに充分なスペースや下駄箱がある。
まあ小さな戸建てでも数メートルはある。石畳の長いお宅だとさらにゆとりを感じる。
この間、都心の細道を歩いていて驚愕した。
いつも通る道なので、あるお宅の玄関扉が道スレスレにあって、よくある都心らしい家だと思っていた。しかし、まさかその扉のすぐ向こうが食卓とは。。。
偶然扉が開いていて、視界に入ってしまったものは仕方がない。
炊事場も見えた。
会社も玄関があり、受付がある。控え室があり、応接室がある。
まったくない会社もある。
大阪城が落城したとき、外堀を埋めてから総攻撃した。
大阪方は打って出る戦闘力が真田丸くらいしかなく、落城する。
ロシアは大国で、長い石畳とか長い小路を玄関にそなえていてもおかしくない。
それがウクライナとベラルーシだったが、ウクライナは是が非でも小路にはなりたくない。控え室はイヤだと。
モスクワの食卓を通行止にさらすように、ロシア人の奥さんの普段着割烹着?エプロン姿が丸見えになるようにしている。
ロシア人たちはそれは困るなと考える。
そんな家になると住みづらい。
昨年からゼレンスキーは国境にウクライナ軍を9万も配備していた。
そしてNATO入りで禁断の核兵器を配備しようとした。
あなたは道路に面した丸見えの食卓に向けて隣人が3交代で拳銃や刃物を構えている家に住みたいか?
それとも長い石畳の奥まった玄関のさらに奥の廊下の向こうの食卓でゆっくり食事をしたいか?
プーチンは本当は侵略者なのか?
ゼレンスキーは無礼で身勝手な暴漢みたいな隣人ではないのか?
紛争の原因はアメリカのロシア中国占領のための政治および軍事同盟拡大にある。
無尽の欲望を抑制できない自由主義の欠陥がロシアを対抗措置に走らせたと言えなくもない。
もし北海道に核ミサイル基地、ミサイル迎撃部隊、戦車4000両、F35戦闘機80機、兵員10万を配備したら、同じようにロシアは20万程度を差し向けてくることは間違いない。
モスクワから見ると地のはてだが、領土で見ると軍事力展開の引金になることは当たり前の道理ではなかろうか?
ウクライナ軍は平和のための防衛力なんかではなく、ウクライナ人たちは、アメリカのロシア攻撃の最前線に兵器兵員を派手に展開した向こう見ずな暴漢(ゴロツキ)に地獄を見せられている。
平和でなければ困るというだけの改憲に反対の立場だ。