FujiYama’s blog

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プーチンはなぜ紳士的に軍事行動なのか?

f:id:FujiYama:20220326235712j:plain戦争という定義にも当てはまるが、むしろロシアの軍事行動の面が強い。
行動に対する戦闘行為を鎮圧するロシア軍というのが実際のところだ。
キエフ市街地に迫ってからずっと突撃はしない。無駄な犠牲を払うことはしない。
その包囲陣でミサイルと砲撃を中心に攻撃するが、都心は攻撃していない。
生物化学兵器も使用しないまま。
ウクライナ軍は国家総動員でロシア軍と戦ったが、ロシアは損害が出ればすぐ敗走して生き延びることが当たり前。
死者の把握は1350人前後で、まだ増えるが、誇張して推計を出す西側にはゆとりがない。
キエフとハリコフを猛攻撃するのに、ゆっくり無理のない戦闘だけで済ませて、本命の東部のウクライナ軍はカスカスでボロボロになっている。
しかもキエフからロシア軍を東部に回しても、キエフへの長距離攻撃は続くから、ウクライナ政府の統治能力は怪しいまま。
いよいよ東部占領を確定させる段階に入った。
西側はウクライナによる殺戮を推奨している。
しかし東部占領は目前だから、キエフ攻撃の目的はすでに達成したということになる。
逆に東部を取れなかったら、ウクライナ軍が東部を奪還してプーチン政権は終焉を迎えることになるので、一応ロシアは本腰で軍を動かす。
なんのかんの言って、東部を緩衝地帯にしますからよろしくという当初の目的は明瞭でわかりやすい。
ゼレンスキー政権が降伏すれば儲けものというより、NATO側政権へのみせしめとして、キエフハリコフを攻撃破壊して見事に廃墟を現出したから成功。
NATO加入を口にするとこうなるんだぞ。わかったか?
逆らえば破壊する。
そういう対話手法であり、具体的かつ現実的な対話が成立することこそ、第一段階の目的達成である。
またNATO加入を口にすると、さらなる攻撃を加えるから覚悟しろと。
東部ゲット完遂なるか?
あとの詰めの段階を、ロシアのお手並みを拝見させていただくことにしよう。
ドニエプルの戦いという東部分轄作戦がこの軍事行動の一応の目的なのだろうし、開戦の時点でわたしも記事で予想していたくだりである。
まだロシア軍が弱いとかゼレンスキーが良い政治家だとかいう判断ができる要素は見当たらない。
滅茶苦茶に荒廃しているウクライナ領と無数の死傷者を、ウクライナ政府もかなり過少に報じていることは間違いない。
ある時期からウクライナ領の被害状況の映像がほぼでなくなった。
事実を隠す必要があるほど、都市は破壊されている。
東部のウクライナ人たちのうめき声や嘆きの声があまりにも痛々しく、ゼレンスキーをどうしても推せない。
ロシア軍の破壊力はありのまま誰の目にも強大である。
善戦虚しく死傷者で溢れかえり東部は取られるというシナリオが最も現実的だと思う。
たとえプーチン政権を追い詰めて引退させたとしても、ウクライナの犠牲があまりに巨大すぎてとりかえしのつかない事態にすでに至っているにもかかわらず、まだ武器弾薬を求めるという本能的な心に従う愚かしさを、ゼレンスキー政権と一定のウクライナ人たちはまったく自覚していない。
一方、ロシア領は無傷で平和なので、プーチンは野蛮な軍事行動は必要ないと実際余裕があるのである。
緩衝地帯の東部さえとれば、大量破壊兵器の出番はなく、紳士の軍事行動として完成する。

一万人規模の戦闘地域の死者のご冥福を。
南無妙法蓮華経