ひとつは、曲による気分の問題で、朝から弾きづらい曲もないわけではないが、これは主観か本気度の問題。
次に、体質の問題で朝からドヨーンとしてせめて昼か夕方からしか難しい人もいるだろう。
さらに、朝から弾くことが許される立場は貴重で、多くの人は何かしら楽器ではない生業がある。夜勤明けに弾こうというのはややキツく年に一回くらいだろう。
クラシック音楽好きなので、いろんなコンサートを検索することがあって、時折午前中開始のコンサートもあるが、あまりない、いや滅多にない。
コンサートでリハーサル(ゲネプロ)なしでは危ういので、基本的に昼からなのだと思う。慣らし運転やリハーサルに最低3時間確保したい。直前は5分〜目を閉じて休みつつ気を静めたい。
で、例えば朝10時30分開始の約2時間のコンサートのためには、7時30分にはホール会場で準備開始して8時から合わせ開始。10時までに終えて休む。会場すぐそばの宿泊施設が必要かも知れない。早起きして送り届ける運転手が要るかも知れない。
最近、私は練習やレッスンで朝9時に弾き始めることになって、それは早朝からは指が動かないのかと思ったが、どうやら言い訳に過ぎない。
カールフレッシュが指のケアにお湯を使うように書いていたのを思い出したので、早速試してみたら多少効果があった。
日本の文化には朝風呂というものがあるから、目を覚まして神経痛予防(治療)やリラックス効果などもあって良い。
普段から1時間余りかけて準備するものを10分で弾き始めるためには、それが1番のよう。
散歩やスクワットで目を覚ましても、指先や指関節まではやわらかくほぐせない。散歩スクワット兼用はマイナスにはならないが気力体力を計算しておく必要がある。
先に身体全体と指関節を温めておいてから、シュラディークかセヴシックなどを使う。運弓バリエーションをちょこっと試す。ハイ10分経過、9時いざ開始!
今度試してみよう。