(東京駅を江戸城側から撮影)
国連総会で反対棄権が33カ国、ウクライナ侵攻も反対棄権が40カ国。
世界はグレー、混沌。
大国は孤立しようもないし、したとしても自給自足できる。
日本はすぐに孤立する。
戦前も小さな国すら支持しなくなった掌返しを受けた。経済援助、技術援助より人道援助ということなのだ。
ウクライナとガザの住民の人権は、ロシアとイスラエルの人権と天秤にかけようがない。
人権の主張が無効化される。
一方、日本が空爆されて被爆してようやく日本人の人権が尊重されるというバランスを考えるべきだ。
盧溝橋の銃声だけでは無理なのだ。
そこを考えると、絶妙なロシアとアメリカが戦争を正当化する歴史は変わらない。しかも近年の中国の海洋進出を考慮すると、むしろ戦争は増加する傾向だろう。
唯一はイスラエルが自治区を制圧するならとりあえずイスラエル内は平和になり、もともとアメリカ本土は平和であり、西ヨーロッパは概ね平和である。
欧米の弱点はやはりむしろ難民の政治的台頭や反社会的犯罪圧力行為のほうであり、難民の厳選審査をきちんとしたほうが地域は平和だ。日本は人権状況を改善してもっと受け入れるべきだし、欧米は多少なりとも慎重にするべきだ。
全体として冷戦期のような米露対決の代理戦争ばかりではなく、深刻に事態が悪化している。