美談が大キライな私は、避難すべきをとどまって名声を獲る人を疑う。
たとえば東京は過密で大気汚染などの公害著しい。
それなら離れても悪いことはない。
それを東京の汚染を受けて私は立派な人間だというのは、違う。
上皇が都の水道を飲むのは実際には素晴らしい効果があり、都の水道の質に譲歩が赦されないからだ。それは名声とは違う面だが、現在もなお水道水を飲んでいる(お召しになる)のかどうかプライバシーで謎はある。上皇になる頃に、水道民営化が推進されているのだから、明らかに水道の質を落として値上げするために政府が動いたとしか見えない。
東京が空爆の対象になれば流石に皇室は一目散だろうし、小笠原氏も幕末飛んで江戸へ移った。
とどまって正義をなし、犠牲になり時に死亡する美徳はそのなす正義の質によって名声になりうる。
しかし決して鵜呑みにはできない。
あたりまえだが、たいていの美談には邪悪で汚い政府の意図が隠されている。
日本国のありさまのあまりにも酷いところを誤魔化すために個人的美徳を悪用されていることを忘れてはならない。
故意に公言することも、本来的には信仰心のレベルを疑われるものだ。
なかなか政治というのは、難しいものだし、信仰心というのもまた難しい。
それほど日本国がよいと思えるのは、およそ1割がギリギリで、あとは腐れ縁にすぎないだろう。