学者や芸能人がなぜロシアをいっぺんに壊滅させないのかイライラするとわめき散らし繰り返しワアワアいっている。
ロシアは悪だから、中国もわるいから、イコール壊滅させることができると思うらしい。
核兵器は虚構ではない。
使用可能な兵器である。
大国は領土、資源、人口、技術、傘下の国々、歴史、文化、宗教などの圧倒的優位性が揺るがないからこそ大国である。
軍事の専門家たちは、ある程度そのあたりを考慮したコメントをするが、番組としては素人にめちゃくちゃ言わせて誤誘導の意図を隠しもせずに、ロシア有害論だけ。
NATO陣営なら正義の味方、ヒーローがやれるとまるでガキそのものだ。
大人の忍耐力や思慮分別の必要性がいくらか理解出来ているのは、番組内では軍事専門家だけで、要するにムカつくとかイラつく、やっちゃえというノリで軍事衝突を解決できると思っているところがある。
日露戦争や太平洋戦争で突撃を繰り返して大量の犠牲者を出すパターンから進化しておらず、ロシア軍の戦術の幼稚さと重複する。
善悪二元論で相手は悪いという時点でアタマが悪い。
さらにそういう短兵急、短気さは国内の高齢者障害者、ひとり親家庭などにイライラの矛先が向かう危険性がある。
すでに命乞いしている難民申請者たちは追い返され死ぬ確率が発生したし、弱者たちは弱者だから悪いのであって死なせても正義の味方などという暴論を編み出すパターンである。
第二次世界大戦への足取りと同じパターン。
大戦中も足手まといの市民つまり高齢者障害者、傷病兵たちが多く犠牲になった。
玉砕の強要、自殺教唆幇助を正当化する。
そのクレイジーさはロシアだけの話ではなく、大戦中だけの話でもなく、マスコミや官僚政治家たちの現在の感性なのである。
戦争が悪いという以前に、戦争する体制を作る政治とマスコミがあり、対話路線を壊す政治工作(国際的策謀)が実際に行われている。
対話路線を国際的に構築する政治家たちの連帯こそ重要であり、マスコミはまさにマスゴミと揶揄されるような誤誘導に満ちている。
文化学術交流があれば戦争抑止ができるわけではないことがまた証明された。
民間交流より、民間と政治の質が高く維持されなければ、対話路線は灰燼に帰して軍事衝突は当たり前に起こるのだ。
幼稚でアタマが悪いマスコミの体たらくは視聴者がそれを許していればこそである。
政治も国民を詐欺にかける議員を選ぶ国民の程度の問題。
文化学術はイコールレベルが高いのではない。
道具の優秀さは破壊力の大きさになる。
才能の豊かさは犠牲者の大きさになる。
文化学術は破壊と犠牲の力になる。
能天気なバカならアニメで正義の味方を熱く応援していればよいと思う。
しかし、現実にミサイルや核兵器は使用されるのであって、特撮モノやハリウッド映画を娯楽として消費する感覚でいれば、あなたもまた消費され死傷することになる。
防衛費を増やす必要はない。
誤解のないように確認しておきたい。