このブログで記事を書いていて、ただの話だから別に一貫性を期待されているわけでもないし、主観とデータの掛け合わせなんて、科学者だって専門家だってよくやることで、気の向くまま、その時の考えることや記録しておきたいことがあるだけ。
学術の歴史でも全部見れば矛盾と間違いすら多発してきたから、少し時間の経過で判断すべきことも多い。
文章はその人の見方考え方なのだが、1人の人間がたくさんの見方をすることがある。
多重人格ではないのかと言われたことがあるが、実はその指摘をした人が単細胞なだけだという見方もできる。
ある巨大新興宗教の重鎮だ。
しかし珍しいことではなくて日本人の多く、人間の大多数は自分のことしかわからない。
大多数のバイオリン講師が自分の経験からしか教えることができず、様々な流派や方法をわからないままで平気なのも同じことである。カールフレッシュが優れていたのは一通り流派と多くのケースを全部理解して教授していることだ。
みなさんはお勉強はなんのためにするか？
IQを上げて収入の高い地位につくことが目標の人が多いのが実情だろう。
自分さえよければよいという目であらゆるものを見て判断、思考して論理的だと思っているだけなのだ。
私たちは、人間としての目も科学の目も、たくさんの目があることを知っているし、だからこそ人の文章は面白い。
自分の持っている要素の数だけ目の種類があることになる。
たとえば貧困世帯、富裕層一族、旧特権階級、平民、木工職人、高度な専門家、教育研修者、地方大都市住み、都心住み、関西住み、経済学部、特進高校、私立中学、公立小学校、士農工商・・・それぞれの経験や要素が自己の内面にあって、それぞれの立場から感じることは同じ自分でありながら多種多様である。
若かったからそう感じたのか、お金と元気があったからそう感じたのか？
こういうものを整理統合していく思索は面白いが、方向性や志向によって内容はずいぶん変わってくる。
整理統合しなければならないほど複雑な経験をしているのだが、これは他人からはにわかには理解しづらい。
あまりに多くの見方考え方が自己の内面にあるという自覚は、日蓮の一念三千法門の理解を容易にしたのだが、日蓮宗系でもなければそんなものは暇な理屈屋の戯れ言とか支離滅裂でしかないし、かなり知識のある日蓮系新興宗教重鎮ですら多重人格にしか見えない。
わたしは、自分の目と心を日蓮とキリストに合わせてみた。
これは難しいことだが、世界中の生命が幸福を謳歌して長生きするためには、絶大な価値のあることだからである。
悲劇的にも日蓮宗もキリスト教も、それだけではみなさんが不幸になっている。
自分が神になろうというバカなことは考えないものの、真理真実人間が幸福になろうというのは、いかに生命の連帯感、幸福の共有感が広く深いかだと思っているので、一見支離滅裂で多重人格のような記事になることが多いのである。
エリートで成功している人たちは、ズバリ単細胞である。親族が安定して同じような階級で育つのも同じことになる。上下の優劣とは別。
別の価値観がわからない人間になり、そのまま押し通すだけになり、貧乏人は無駄づかいばかりして努力しないとか平気で口にする。
せっかく人間に生まれても、遺伝動物的優秀さから来る幸福で生涯を終えるのは、ほんとうに虚しいと思うのだが・・・・・。
どの宗教であれ聖人君子のその心、精神、魂そのものにたちかえり続けることができる人だけが真実幸福な人間だという人類史を通奏している価値観があるが、地位やカネばかりに走って幸福だというほうが多い。
ある浄土真宗の国語の教師(高校現代文)によれば、日蓮の御書(御遺文)は支離滅裂だという。
多くのカネと名誉を追いかけるだけのあわれな動物としての教師たちには、聖人君子はちと理解が難しい。地獄の苦しみの後に、仏の説法が身にしみるパターンだ。
日蓮は支離滅裂だと言っていた人の心の変化もまた支離滅裂なのである。
判断の基準がそもそもわかっていない程度の単細胞が受容キャパを超えるものは全部支離滅裂に分類仕分けする。
医師や弁護士や上級公務員でも大して変わらない。
千変万化と支離滅裂を混同する程度では、個人に対する敬意に欠ける現代社会のやりづらさを深めるだけなのだ。
知らない人を信じることは難しいが、なんらかの得るものがあり、時には信じることもある。
多くの経験や見方を楽しむキャパを造るために、日蓮とキリストに学ぶことは、信仰とは別の教養としてであれ、おすすめする。
禁欲や節約の美徳に興味がないのはノーマルで、一定の私利私欲までは聖者も認めている。
単眼生物と複眼生物と聖者と凡才エリートとその他大勢がいる。
完全に網羅したのは天台の一念三千法門しかなく、われわれにとって実際に役に立つのは日蓮正宗の大石寺信仰しかない。
