FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

バイオリンの左手の進歩 学習進度の一部

純正律と形で整えてきて、形だけで整えようとした2年間はほとんど無駄で、最近数ヶ月の変化が面白い。

ドレミファの白鍵を見た通り、ミファとシドの間には黒鍵がない。

そこで隣り合う指を接触させるが、わたしの場合、ミは意識せず低めにシは意識して高めにとらねば純正律にならない。

ミを低めにとるためには、実はよほど指が細い人たちだけが気をつけるのであって、普通の人たちはファにミを添えれば丁度よい。逆にシは細い人たちはドに添えれば丁度よく、普通の人たちはドに気をつけて寄せる必要がある。

この法則はどの長調でも同じだ。

短調ならミに相当する音を少し上げるが、レに添えれば丁度よい。

この手の角度を各調で覚える。

もうひとつは人差し指の付け根あたりを棹につけること、拳のライン(指の付け根の線)を棹と平行にし、指先を1弦上に揃える形を作ること。シュラディークについていくつも書いたとおり。

この大きく2つを同時に整えるように気を付けて毎日弾いていると、次第にバイオリンの音程は外さなくなってくる。

音色も作りやすくなる。

純正律ができれば、平均律は自然と合わせることができるようになる。

整えはじめは、ぎこちなくギクシャクして左手と楽器(棹)がぶつかりまくる。下手な初心者ドライバーが縦列駐車でクルマを擦り傷だらけにするような感じで悲惨だし、四苦八苦そのものである。

その進歩の証明にクロイツェル教本のエチュード21番で確かな成果を今日みることができた。

アメリカのプロオケ奏者の動画を参考に8分の1音符♪=216を目標にしてきて、♪=200♪=208あたりを必死にノーコンで半分痙攣気味で弾いていた数ヶ月前がウソのようだ。

もはや♪=216で意識的に統制しつつ基本的に誤魔化しなしで弾くことができる。

そのコツは単純に左手と棹のフィット感だ。

21番は久しぶりに弾いたが、日々の積み重ねが実るのだ。

ただ、自己採点は95点で完璧まであとわずか。

完璧主義ではない。

完璧以外では弾けないだけだ。

ホツレやミスを予定するわけにはいかない。

工業部品の不良品率は低いほうがよい。

しかしバイオリンの音程は基本的に完璧になるまで準備する。

それでもミスは大なり小なりありえるが曲という完成品を破壊するわけにはいかない。

別の記事で右手と弓も音程に影響することを書きたい。