68日前にこの題だけ書いていたが、両軍、両サイド戦闘を継続。
バフムト中心に双方犠牲が多い消耗戦になり、ロシアですら弾薬不足が生じているので、ジワリジワリロシアの勢いは衰えている。
戦線がメリトポリとクリミア近辺で変わるだろうが、半年後にはまたウクライナの新戦力が劣化する。
そこまでロシアが持ちこたえられるかどうか不透明だ。
正規軍の戦力はまだまだあるが、いくらかはウクライナ軍が奪還する季節にさしかかりつつある。
善悪二元論で敵味方、正義と邪悪のキャンペーンをうちながら、戦争あるのみと双方が言うのだから、止めようがない。
膨大なロシア人を殺害しているウクライナ軍の残虐性が証明され、ロシア軍の非人道的犯罪の報道が盛んなのを見ると、どちらともキリスト教が相手を殺害させる教えだということがわかる。
ロシアの分断に成功し、戦争に向かわせ、大量殺人へ導いた黒幕は、アメリカだろう。
しかし実際上殺人を正当化して実行するのはほとんどキリスト教徒だ。
もちろん仏教でも戦争は肯定されている。
ただ正義の定義と評価は難しい。
経済戦争も、立派に戦争であり、力による現状変更だし、政治活動もそれに連動している。
戦争は正しいが戦犯は悪いという矛盾では、説得力がない。
自由主義経済のルールや前提にも問題がある。
世界中の戦争の火種に対して効果ある対策はみつからない。
利権や経済戦争がそもそもの起りだからである。
世界中の生産流通分配を最適化する政治へ平時すら国連が誘導できない状況だ。
人類が進化しきれない。
NATOやEUが営利主義で世界を侵略して人間を貧困で劣化させると、世界中で戦争や虐殺は避けられない。
戦争しかないモードを作り出すのは、正義の読み違いからだ。
せっかくの先進国の高い文化水準を共有拡大する国を増やすような人間がいないのか。
敵対と圧政だけの政治、米中、米ロ、属国への不当な介入干渉というのは、不幸と死傷者を増やすだけで、もううまくいかないだろう。
投資家と資本家と政治家は、民の死に対して不感症でもある。
おカネで何でもかんでも解決するというウソに気が付いていないレベルのヒトは多く死亡してしまう。
人権はカネだという見方も、文化はカネだという見方も、実に危険思想である。
知らず識らずのうちに、われわれは洗脳されている。