FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

純正律だけではないピタゴラス音律も

音階をどの音律で覚えるのがよいか?

講師の先生はどれも正解、どれが正解ということはない、という言い方をされる。

それもそうなのだが、さすがに平均律はなかろうと思ったら、ピアノ伴奏がほとんどならそれもアリという。

しかしわたしはたとえピアノ伴奏でも純正律ピタゴラス或いは完全純正律が実際上の基準(音階)になるように思う。

1番美しい音律を聴く。

この1番が何を基準にしているか?

本当はそれだけのことで、あとは指揮者やソリストにあわせる能力が大切だから、その場でサッと微調整することすらある。

それは音階練習が3通りも4通りもやる時間がないのに、どうしたものか?

さまざまな不協和音問題の解決法が半音階だとどこかで読んたが、コンテンポラリーな話で、古典や往年の名手のソロではない。

平均律の勧めみたいなもので個人的に気に入らない。

結局の所、弓の持ち方を何通りも覚えて、曲にあわせて使い分けるというヒミコの対処法に似て、時間はたいそうかかるが、致し方ない。

しかし気が遠くなる。

救いは、自分の理想がほぼ純正律ばかりの演奏なので、音階練習の下支えに曲でいくらか無意識に覚えていること。

昨日ユーチューブを視聴していたらピタゴラスで音階をやれと。

そのプロはオケがメインなようだが、音律はピタゴラス平均律という人達は多い。

和声だけ純正律というのは、わたしの好みではない。

悩ましいし、今焦って結論を出すより一つ一つ慣れるしかない。

本来のソリストは、自分の好みを究めてあとは人(伴奏協奏)がそれに合わせるだけ。

もちろん好みは好き勝手ではないし、実力がバレるクールな世界。

講師がハッキリこの音律で覚えるようにと言って下さると良いのかもしれないが、いきなり高度な判断を素人目で迫られる。

本人裁量が高度な内容では判断がつかない段階。

突き詰めると、先生は生徒なんてどうでもよいのではないか?と思えてくる。

さすがにそこまでは拗ねた断定はしないが、とりあえず全調純正律音階でやってみることに。