防衛庁が防衛省になった時点でずいぶんおかしな空気になっていて、安倍首相の時代になにもかも滅茶苦茶になった。
昭和世代はそもそも領土内だけの迎撃が許されるかどうかのラインで話をしていた。
自衛隊違憲論は災害時支援救助などで下火になったが、戦力の定義が変わっている。
防衛省のサイトに憲法解釈があるが、珍解釈ばかりで、とても賛同できない。
相手国、敵国の軍事力によって防衛力を拡大するものと決めていて、身の丈などまるで考えもしないし、外交努力を防衛省が指図する書き方も政府イコール防衛省であとは下級官庁というおかしな国家観を露呈している。
交戦権の行使に至っては屁理屈の域。
台湾有事には米軍は出動しないとバイデン大統領が発言していたのはそんなに昔ではない。
東アジアは台湾を中国に譲って平和を維持するはずたった。
安倍元首相が台湾有事に自衛隊出動をと主張していたほうを好都合だというアメリカの勢力がバイデン大統領を買収して、台湾を破壊してもよいという空気になりつつある。
それで日本も攻撃されるから日米の軍拡という利益誘導も実現する。
増税と徴兵の流れがまた進行する。
岸田首相はやりすごしてやりたい放題したい。
維新立民は傍観して防衛予算を貰おうと狙う。
国民は四分五裂で意思表示できない。
国民のための政党はない。
すべての民意は抹殺されて軍隊のための政治だけに集約されている。
少数派政党の意見と無投票などの恒久平和のための政治は見あたらない。
専守防衛で日本国憲法を護りつつという努力はポーズだけで、防衛主権、戦争主義、基本的人権の蹂躙という国家総動員の戦時体制がすでに敷かれて、皆さんが危機的なのだが、あまり若い人たちに危機感がないようだ。
洗脳されてよくわからなくなっているのだが、いざ無駄に死ぬと悟るのはあと少しだけ未来のことなので、仕方ないのかもしれない。
若いと能天気に根拠のない希望を持つことができてしまう。
ウクライナとロシアに希望などない。
開戦したら終わりなのだから、首を突っ込むのはやめて欲しいのだが。