FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

いろいろ食べなきゃいけない


今年の初うなぎは精肉店スーパーの中国養殖もので、いつもどおり。
かなり大きく、3年位かけて育てたものだから、日本の倍以上ある。
タレは本来なら落として焼き直すのがより美味しく楽しむための方法なのだそうだが、あまりうなぎにこだわりがなさすぎて、温めてふわふわになっていれば合格にしている。
山椒をミルで新鮮な香りのものにするとなかなか簡単に美味しくなる。
日本うなぎは泥抜きが微妙でむしろ濁った水を好む欠点があり、生まれはマリアナで実は日本ではないと知ると、こだわる意味はそれほどでもない。
表示を国産にして儲けようという業者があっても見分けはつかない。
ヨーロッパうなぎを安く仕入れて成長途中で出せば日本うなぎとして高額販売できる。

昨日は何気にターミナル駅地下のデパ地下に迷い込み、鳥の唐揚げを買って帰る。
スーパーのお惣菜よりわずかに美味しい。
明治創業で老舗というのはそれほど宛にならなくて、さほど期待を裏切るものでもなく、まあこんなものだなと感じるものだった。
こちらはブラジルとタイの鳥で、素材は安価なので、衣や揚げかただけで勝負できる腕がまあまあなのだ。
まあまあの腕という微妙さに付けるお値段としては、割高感もまあまあである。
たまには良いけれど、手間隙かけて自家製の好みの唐揚げを揚げるのがやはりベストだなと感想を抱いた。
バジル、ハーブなどの葉っぱ、七味、ニンニク、生姜、塩、醤油と揚げる油の香りまで完全な好みのものを揚げるのが理想で、実はそこまでやればデパ地下並みに経費は必要になる。
時間と手間と労力を惜しまない信心があれば、人はまあまあの幸福くらいは感じられる。
貧乏人の食文化があまりに悲惨なお国柄になりゆくのを見殺しにする日本人。
政府与党の方針で、ライフラインと食費と必需家電などをひたすら値上げする流れと能天気な国民性はおそらく変わらない。