出汁にこだわるかけそばが素朴で楽しい時間をもたらしてくれる。
あとにのこる胃のこなれ方まで考えるとそんなことは分かりきっている。
しかしズボラさんはやってしまう。
スタミナ油そば。
揚げたて鶏モモ唐揚げと黒舞茸の油炒めを載せた納豆そばを作ってしまう。
コテコテでどこが和食なのかわからず、ビジュアルも悪すぎて、和どんぶりの中くらいのものもなく洋食器、現代日本人のいびつな欲望を浮き彫りにして、1時間してもまだ満腹すぎる。
これはひとつの食欲異常亢進と錯乱症状なのだろう。
とあるラーメンチェーン店はクレイジーだと思っているが、大差ない。
しばらくかけそば回帰モードになる。