FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

ロシアの狙いと情勢から どの時点からではない現在進行形の戦力外交

f:id:FujiYama:20220220163657j:plainいやロシアやウクライナの方々は寒さに負けずご立派で感心ですが、生まれつきの環境には風習も身に付いていて、なんのことはない感じなのでしょう。

東部のロシア国籍や親ロシアの方々が退避を始めたと報じられ、あとはロシア軍が東部二州に進駐するだけの情勢。
二州の自治権くらいは認めてもらえるだろうから、進駐可能みたいなウクライナ東部削り取り作戦というのが1つ。
もうひとつはキエフ陥落を目指すかウクライナポーランド国境の緩衝エリアまでロシア軍が正面攻撃かという3パターンです。
東部二州に展開しているウクライナ軍もそれほどの強大な戦力ではなく、ポーランド国境まで迫らなければ大した戦闘にはならずまんまとウクライナ奪還は実現します。
外交で二州の自治権さえもらえば、二州のロシア入り確定でロシア軍進駐という落としどころもアリなので、プーチン大統領次第でどうにでもできます。
国境のロシア軍戦力がどこまで想定しているものなのか専門家でも判断は難しく、もしわたしが今ロシア大統領なら一案としてポーランド国境近くまで一気に侵攻したかもしれませんが、雪解けまでの日数からそのラインは1日1日後退し、もはやキエフ陥落がやっとになりつつあります。東西ドイツウクライナ版ですか。
損害ゼロに近い部隊展開と小競り合いの中でのセコい二州自治権獲得というプーチン外交の小勝利こそ現実的なようですが、果たして大統領がどのような策で事態を収束させるのか、欧米側のわれわれの市民生活への影響を考えるとロシアの小勝利を許してよいと譲歩する人たちが出るのではないかと心配します。
今15万の兵力と報じられていますが、その内容も数も二州併合後の今後さらに増強されてウクライナをまた切り取り併合していく流れを認めるかどうか、欧米の毅然たる対応を期待したいところです。
この数年間非常に憂慮すべき軍拡領土拡張がしたたかに進められているのを、欧米側にあまり本気で止める意欲を感じられずに、ウクライナ人民はもうそろそろしびれをきらし始める頃だと思います。
国境をじわじわ移動させると親ロシアのウクライナ人民が増加してまたロシア国籍を取得し、今はNATO派が多いというのが無効化される日は近いでしょう。