FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

電撃作戦失敗の見当違い フェイク連発ばかり

f:id:FujiYama:20220311235907j:plainロシアはもう終わりだとか、プーチンは精神異常とか、電撃作戦失敗とか、どれもまあインチキの匂いがプンプンする話をまことしやかに記事にしているが、人間として強者に媚びる行いが見苦しいことに気が付かない識者がたくさんいる。

経済制裁はたんなる応酬戦で、一方的にロシアが損をする話ではない。通貨の流れもロシア側からも規制する。ロシアが資源や高付加価値製品やハイテク製品の輸出を止めて困るのは欧米側も同じ。ロシアから撤退した企業資産は全部ロシアが接収する。ちょうど日本軍が敗退したあとの八幡製鉄の最新鋭の製鉄所を北朝鮮が手に入れたのと同じだ。ロシア丸儲けである。
ロシアはただ戦勝国常任理事国なのではなく、大国で自給自足できる独立国がうまくたち振る舞ったから常任理事国なのだ。

プーチンが精神異常だという見立ては、誰の得になるか?あまりにも下らない見立てでみっともないから撤回したほうがよい。
侵略もしくは無差別殺人が根拠なら政治家は基本的に精神異常だということになる。他国との経済関係には上下関係があり、多かれ少なかれ侵略はあり、太平洋戦争でも多くの政治家が侵略と無差別殺人をやったが、トルーマンも大差ない。ウクライナの内政問題からウクライナ人を解放するためなら健全だと主張するだろうから、誹謗中傷合戦の一部にすぎない。
人類と戦争は切っても切れない。戦争をしたから異常なんていうナンセンスな主張はどうなのか?緩衝地帯にNATO軍と核兵器配備という段階になったための自衛活動だと言うだろうし。

電撃作戦失敗というのは、核兵器を使用するように煽りたいのだろうか?
去年の11月15日にすでに国境に10万人のロシア軍が終結、しかもウクライナ軍も9万人の兵力を展開していた。長丁場である。
一方的侵略というのもうさんくさい。
流れから言って、ガッツリ対ウクライナ戦役に取り組む態勢があり、もし電撃を狙うのであれば、キエフに開戦と同時に集中攻撃していたはずだが、非常にじっくり用意周到な包囲戦が展開されており、そのつもりはなかったのではないかと推察できる。
ウクライナ軍は東部国境9万人の兵力をもってしても、ロシア軍の攻勢には太刀打ちするのがようやくで、ジリジリと確実に敗退している。航空機とミサイルでロシアが優勢だからこそ、各地の都市包囲網がじわりじわりと狭まっている。
まだウクライナ軍もゲリラ的に力が残っているが、これからは悲惨な市街戦とゲリラ戦が中心になり、凄惨な地獄絵図に人類の心が痛む。
おそらく9割はロシア軍健在、2割か3割ウクライナ軍健在で義勇兵の助勢を受けて悲惨な戦争は長期化する。長期化を避けるためには、小型核兵器使用や一般市民無差別攻撃のエスカレートなどになり、どちらにしてもウクライナ人が大損する。
ロシア軍は定石通りの進攻であまり無理な攻撃をしておらず、電撃の面が認められない。
キエフに割く兵力がやや少ないのが気になるが、東方からの援軍到着はまだまだ後だ。
ウスノロかといえばそうでもなく、キエフ市中心部、都心まであと15キロメートルという報道はいよいよかという印象。
ゼレンスキー大統領の寿命のカウントダウンが聞こえてくるようだ。逃れられる可能性が減り続けている。
どんなに頑張ったとしてもロシア正規軍の無理のない波状正面攻撃を受け続けて持ちこたえられるわけがない。
横綱十両小結の一番で横綱が電撃を狙うことはあまりない。
ロシア正規軍は世界最大の戦車保有国だという。
核兵器も世界最大。
そんな国と戦争する勇気に精神異常を感じる人たちもいる。
東条英機らが降伏しなかったから原爆は使用された。
日本人が竹槍でも戦うとなればこそ原爆は使用された。
ゼレンスキーの徹底抗戦発言と火炎瓶を見ていると、大戦中の大日本帝国を想起してイヤな予感に悪寒がするのだが、当時の日本人も自由と民主主義と繁栄を願って異常事態に立ち向かって、阿鼻叫喚の地獄を経験したあげく、厳格な命令と任務遂行として原子爆弾は投下使用された。
きっと日本人もウクライナ人もなにかを信じて戦い、その信じているものがなんの根拠もないフェイクや洗脳だということは気にしない。
愛国心を悪用される愚民の末路は悲惨だなとつくづく思う今日この頃だ。
政治だけは本当に進化しない。
神々は自分たちの立場だけで考え行動し、相手方を苦しめるために戦い、自国民の損害と死傷には無責任である。
神の名のもとで、政治家は戦争していて、民が戦争を望んでいるのではなく、国家に洗脳されて戦争を正義だと信ずる狂信的国家主義者がどこの国にも一定数いるのだ。
ロシア領内は平和で、多少混乱期があるが、結局経済も持ち直して何事もない。
その平和のための軍事行動に後ろめたさはなにもないだろう。
平和を乱したのはアメリカとゼレンスキーだという彼らの主張や立場も理解できなくはない。
中立的に眺めることもできなければ、マスコミに洗脳されて戦争に加担するだけで平和には貢献しない。