FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

食品もバイオリンも偽装ばかり

f:id:FujiYama:20220219222548j:plain2022.02.19

日本の「食品偽造」のヤバすぎる実態…「ダマされてはいけない」食材をすべて明かす
海産物だけではない

という記事があって、海産物(わかめ、ふぐ、まぐろ等)野菜、米やなんかの話を読んでいると、なんだバイオリン販売と同じだと思った。
過去にいくつもバイオリンについて騙されないようにわたしは実態の一端を記事にしている。
中国製、中国産を国内で加工すれば国産になるもの。
中国の白木のバイオリンは日本やドイツ、イタリアなどに持ち込まれて、先進国の有名都市ブランドに化ける。
有名産地に持ち込まずともラベルの張り替えで値を上げるが、良し悪しは別だ。
ブレンド米商法もバイオリンでは部品を新旧混ぜて修復する場合はコストカットである。
同じ製作者本人のラベルで年間4本しか生産できないものが優に10本以上流通している。コシヒカリと同じだ。
そしてそれはプロにも見分けがつかないものがしばしばある。
良し悪しはプロと通ならわかるが、値はむしろブランドと産地でかなり変わるのだから、ふつうの消費者はみな騙され、ぼられる。

こういう記事が食品について公表され、マスコミで注意喚起するのは使命であり職務で役割なのだが、業界でバッシングされ、行政からあてつけのように逆に処分されたりする御国柄というのを考えると、バイオリン販売業界やエリートからわたしも一定の良心的職人さんたちも、うるさい人だと嫌われることが多いのも頷ける。

わたしは日本の音楽愛好家のために、豊かで快適な人生を楽しむことができるようにこういう記事を時々書く。
うるさいと嫌う人たちは、愛好家の涙と恨みを嘲り笑えるような人種である。
自分は良心的だとアピールするために同業者や良心的愛好家をけなし落とす専門家も実際相当数いるから、よくよく自分の眼を磨いていくべきだ。
わからない人たちは、今はわからないが、そのうち事実を知ることになり、歴史に騙した事実が残されて、結局は大変な損をする。
そんなわけで、わたしはエリートや専門家の悪事だけは見逃すまいと目を皿にして監視する。
日本的思考に人間の誠実さが見当たらないことは、歴史の示す通りで今さら不正糾弾などにまったく価値はないとも思うし、同じ世界で日本人に誠実さを希求している人たちがずっと居続けることもまた真実なのである。
愛も誠も胡散臭いこの世界と国で、直球勝負ほど楽しくてノンストレスなものはない。