静岡県知事が辞任するというので、私はお疲れ様でしたと頭を下げたい気持ちであるが、それは立憲や国民が推していたからではない。
学者としてのノウハウを発揮して県民生活を守るために丁寧な公務につとめた立派な方だからである。
公明党がチャラいのは誰しも知っているが、自民党は硬派なイメージで日本の専門家的なイメージで売っている。
しかしながら、そのイメージはまったく間違いだ。
自民党の静岡県連は、辞任表明を受けてまず第一声、みなさんにわかりやすく説明できる候補をと表明した。
もし知事がみなさんにわかることだけをやるのであれば、選挙も公務員法規定も司法も要らないことになる。
そういうマスコミ受けそのもの、商業主義の言いなり、大阪維新的な人気取りの政治家を選ぶから、ここ近年国民生活が逼迫してきたのである。
財務省緊縮財政問題も数少ないまっとうな経済学者の意見を無視して生活保護バッシングで人気取りを狙う手法、ポピュリズムからきている。
当然に少数派意見を無視した多数決民主主義はバッタ物である。
ここまで生活が戦時経済一色で苦しくなってもまだ、みなさんにわかりやすく高齢者障害者を絞め殺せと言って人気取りをする自公立憲維新に退廃するだけの日本人は、一周回って勤労者の生活が成り立たなくなることにすら気が付かない。
その殺伐とした心では豊かな瑞穂の国はもうこれからは成立しない。
また、大学等高等教育は贅沢ではない。
全国民の権利だ。
知性を磨き上げた優秀な公務員をバッシングするマスコミの深刻な異常性危険性に不感症になってはならない。
日本人の常識が日本人を絞め殺していることに気が付くべきだ。
そしてそのことに大衆が気が付いていないからこそポピュリズムは危険なのだ。
日本人にとって大卒日本人がどこまで馬鹿なのかという真相は日航機墜落事件の真相よりも受けとめることが難しいようだ。
低品質な貧困日本がマスコミ誤誘導のポピュリズムで確定している。