FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

政治は負のスパイラル 杉並区長選挙結果の意味

政党勢力をA自民維新国民民主公明B立憲共産社民れいわに大別する必要がある。
Aは年金福祉半減、終身雇用廃止、自由化、自己責任をさらに進める。
Bは終身雇用回復、労働法制回復、組合交渉回復、共同相互扶助を重視する。
Aの主張はBに投票する人たちを減らすためであり、Bの主張は全国民対象の幸福追求を形にするためAの独裁体制側からは脅威に見える。
内戦状態であり、独裁側が圧倒的に有利なのは世界中どこも同じだ。
みなさんが自由や幸福を実現するムードを演出しているだけの独裁では、庶民大衆が地獄を見ているのだが、日本人はかなりムードに弱い。
杉並区長で当選した方は、意識高い系の政治の専門家なのだそうだ。
知名度より知的水準が確かな方が当選したことは、杉並区民にとって幸福なことだ。
立憲共産社民れいわが推薦していたというから、日本の政治を向上させるためにはプラスである。
Aグループの言うところの「みなさん」という言葉は、全国民の2割~3割程度を意味している。
あとの国民のことは知らない。
一方でBグループの政策は、すさんだ多くの日本人が人間回帰できるような設計図を持っている。
中国脅威論、防衛至上の設計図の現政権では、数発の北朝鮮のミサイルすら迎撃できない。
国際秩序と外交関係でやるべきことが不透明なことと、欧米追従偏向の限界と、足下の生活苦と将来的展望の暗さという現況の中で、中立に安定した国民生活を指向する賢明な国民意識が各地で萌芽を見せている。
安定を政権にのみ担保して、国民を地獄に突き落とすその正体に、ようやく気が付いて投票に行った人たちがいるのだ。
だれの安心安全のために仕事をするのか?
国民主権基本的人権の尊重がなければ、平和になんの意味もなく、むしろ平和が見殺しの残酷さに置き換わるのだ。
政治はプロに委せても独裁と不正に走るだけである。
国民の立場に立つ知的水準の高いプロ志願者に投票することこそ、人への投資の第一歩になるのではないか?
そこから波及する地域社会の活性化や政界への刺激によって、個人個人の自由や基本的人権は実現へと向かって、わずかにだが確実に前進するのである。