FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

他人はバイオリンの何を難しいと言うか

大人になってからバイオリンは何が難しいのかと記事を書いたら、まあまあ興味をそそるらしくて閲覧数は平均より高かった。

自分自身の主観記事でそれでよしとするのもよいが、ユーチューブで何が難しいのか動画にしている他人の意見を見てみたので、簡単にツッコミをいれておくことにしたい。

1、そもそも体勢がキツイ。

体勢を正しくとっていないからキツイのであって、きちんと姿勢をとれば、それほどでもない。

2、チューニングが難しすぎ。

それは正しい難しさ。ただし難しすぎるわけではない。調性を丁寧に掴むと自然とチューニングが上手くなる。

3、弓の角度が超シビア。

超シビアな箇所や速度のものが確かにあるが、初心者1年でゆっくりしている人にはあまり心配ない。次第次第に覚えるもので確実に詰めていく工夫や努力を意識する必要がある。段階を追えば難しくないが、焦ると破綻破滅でシビアとか難しいとかボヤくハメに。

4、どこがどこの音かわからん。

バイオリンはドレミがわからなくても弾ける。ただし、1音目と2音目の差、1音目と3音目の差、6度の差、オクターブ、10度の差など相対音感を作る必要がある。音名よりもよほど重要だ。

5、ビブラート難しすぎ

これもゆっくりの1年程度では正しいが、順調な1年生なら難しいことはない。美しいビブラートを真似るだけでよい。

6、全部意識するとどっか飛ぶ

全部意識しなければよい。1つずつ練習で無意識化する。どこかが飛ぶのはまだ練習が足りないか練習が成立していないか。

 

主な難しさを並べたのであろう。

何かの楽器か歌唱経験者なら2年あれば音大進学レベルに到達することすらある。

つまり、難しいと言うのが、バイオリンならではのものとは言い難い。姿勢が難しい楽器は他にもビオラチェロハープフルートなどなど沢山あるし、弦のチューニングよりリード楽器のシビアさは言い様がない。弓の角度と言う見方がバイオリンを知らないためで、弓の吸い付きとよく言う。角度より大切なものが発音や音色で、そのための角度でしかない。吸い付きを確実にするためには、確かに確実な角度で基礎練習するのも大切だが。カラオケや鼻唄を唄うにイチイチドレミなんて誰も考えないのに、なぜ音名が気になるのかがわからない。ビブラートもかけたいところでかければよいのであって、かけたくなければかけなければよい。難しいならかけたくないのと同じで、かけたいところでかけてできないという場合は姿勢構えをチェックするべきだろう。歌でもビブラートなんていちいち習う人なんて珍しい。バイオリンだって同じだ。

日本人は何もかも難しく考えるので、バカを見る。

音楽を感じて楽しく奏でられるように曲に入り込むことに集中してみて欲しい。

正しい姿勢で楽に、丁寧な音程で美しく歌え!

1〜6はそれだけでいつの間にか解消する。

大人たちは5年を目安にやってみて、それでまともに弾けないなら、学習方法を最初から見直したほうがよい。

正しい姿勢で楽に、丁寧な音程で楽しく歌え!

よく美しい手本を聴いて、自分自身の音もよくよく集中して聴きながら弾く。

それだけで上手くなる。

難しいと言うのは5年はやい。