パレスチナがとうとうやってしまった。
ハマスだけでなく、あっちもそっちもイスラエルとアメリカのユダヤ帝国主義に猛反発している。
イラン、ロシア、中国、北朝鮮、シリア、エジプトなどなど、サウジが寝返ると終わりだと考えるらしい。
EUはパレスチナへの経済支援を打ち切ることになるが、パレスチナにとっては経済支援の効果を実感できないということだ。人道的支援や国家の自決権自治権のほうがより重要なのだろう。
そこにさらに世界の大国が非アメリカ系の独立系となると、恐ろしいことが見えてくる。
かつての第二次世界大戦の枢軸国はわずか3カ国であり、連合国とその賛同国はほとんど世界のすべての国家だった。
今はどうやらそれが緩やかに逆転している。
欧米諸国がむしろ枢軸国化して、世界全体では新たな国際社会秩序が形成されている。
単純な善悪の構図も成立しない。
中立的に人類の幸福を願う私は、西側欧米諸国の改善すべき点の指摘記事と並んで専制国家の民主化を求めるが、対立が鮮明で衝突してしまうと議論や協議が破綻してしまう。
国際ルールは必要だが、概してイスラエルのためだけにルールを運用してきたため、世界中で反発があり、近年の流れはイスラエルの完全な正当化と反発尖鋭化の対立激化だった。
公正に国際ルールを運用してパレスチナに充分支援していたものと世界の多くは見ていたのだろうが、反米反イスラエルの策謀はくすぶっていた。
ユダヤ系だけが美味しいように、各国財閥グループが貢ぐために、世界中の多くが搾取されて憎悪を募らせる構図。
その構図の先導役を率先垂範してきた日本政府は緊縮財政を強行するに決まっている。他の先進国も似たようなもの。
キリスト教的世界観では、現時点ではまだまだやはりユダヤ帝国を説得できない。
世界を独占することだけを目指して、うまく華僑やオリガルヒや日本政府を取り込んだつもりでは、不公正で残虐非道なユダヤ帝国への反発を抑えることは難しい。
日本政府はうまく取り入ったつもり。
武器がなく自己責任論なので、みんなハマス化まではしないでドメスティックバイオレンスに走る日本人。
家庭内のハマス化が促進される。
広義の治安悪化は避けられない。
戦争が勝ち負けではない政治的破綻であり、努力の放棄であることがよくわかる。
ロシアも日本もまた同じなのだ。
絶対勝てるアメリカとイスラエル以外はそもそも戦争をはじめるはずがないのだが、人間と民主主義が育たないから暴走する。
PB理論もまた政治的暴走だが、指摘する人は冷遇されている。
日本滅亡へしか動かない。
破綻破滅しかない。
ミサイルやロケット弾とPB緊縮財政は結果においては同じ大量虐殺で、どちらかといえばPB緊縮財政のほうが国民生活への破壊力は大きい。
大量破壊兵器かそれ以上の破壊力がある。