FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

ピンキリ私大生 なんでもほどほどに

首都圏の私立大学に、2022年に入学した新入生の経済負担状況が、東京地区私立大学教職員組合連合会(東京私大教連)の「私立大学新入生の家計負担調査」調査で分かったそうだ。

   23年4月5日に発表された結果から見えてくるわたしの一昔前は金銭的にはまだマシだったこと。

首都圏と違い、関西圏は微妙に安い店がある。(当時例、A格安大衆食堂特大チキンカツ定食380円、B喫茶店コーヒー付からあげ定食780円、C焼肉店焼肉定食600円)

物価は今の半額程度。

仕送りが月50万円100万円という極端な人はあまりいないがいたことはいた。

わたしは15万円プラスアルファプラスアルバイト収入。

明細はもうないが、月合計25万円くらいが最高。

家賃水道光熱費電話代全部で2万円(寮)だから、13万円から23万円で一日あたり4333円から7666円の生活費。

単純に比較して710円ではずいぶん違うなと思う。

何が大変かというのが、教科書、文具(コンピューター)、スマホ、交通費だろうから、ストレートに毎日食べられない。

わたしはいつも缶コーヒー片手にパーラメントを吸って、好きなときにお酒を飲み、カラオケに行き、バイオリンを少し弾いて、遅刻するとタクシーで学校まで行くこともあり、美術館やコンサートホールで味わい深く時を過ごし、毎日外食したり、弁当を食べたりしていた。

お金がなくなると、大学内・県立・市立各図書館で本を借りたり散策して読んだりしていた。

わたしはいまだにそれは質素な生活だったと思うし、学生はそれくらい最低限必要だと思っている。

バイトを必須にすると、ブラックな学生でしかない。

現実社会との微妙な距離、大学教育機関の独立性などが、大学の絶対要件だ。

だからこそ実習を別枠にしている。

近年の大学の危機は、実はそこをぐちゃぐちゃにしていることで、お金の問題も重大なのだが、むしろ教育現場をぐちゃぐちゃにするために予算をケチっているきらいもある。
実践的教育の側面と純学問的追求の均衡を明確にとらなければ、悪質な反社会的社会人を量産する。
卒業後の進歩の土台だから、ポリシーとか哲学はきちんとこだわるべきだ。
日本人の多くがキリスト教文明の大学教育機関を活用するのはとても難しい。
専門学校生レベルばかりのクズは量産しなくてよい。

日本人大卒は昔から評判悪いが、さらに事態は悪化している。

学生にはお金で苦労させてはいけない。