FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

日本人がイカれた原因

殺人事件の数、殺人事件で死亡した人の数は年々減少している。
しかし自殺と同じように統計にはトリックがある。
殺人死亡数は二百人台半ばまで減ったのだが、児童虐待死と虐待疑義死の数はその数をはるかに上回る。
虐待死は起訴された件に限り、司法解剖を拒否すればカウントされない。
だから統計上は80人死亡でもその3倍から5倍の死亡が実際の数になるという専門家がいる。
それは、まったくそのとおりで、統計の問題である。
さらに0歳が約半数だという。
堕胎を法的に解禁してから、子供の命はさらに軽く考えられているのだろう。
虐待当事者はまた母親がほとんど。
なにかあっても、相談する親族がいない母親が急増しているということを意味している。
70年代までの日本人の親族近隣関係は、まだいくらかのどかさがあったが、近年、個人の自由、新興宗教の市民権という流れが政治を大きく変え、虐待は悪くとも正当な権利だという法律を制定した。
悪いから悪いというあたりまえをやめて、悪くても良いという倫理道徳観を破壊する暴挙がはびこっている。
のどかさは経済環境そのものでもあり、他人を助ける場合に躊躇する日本人の絶対数はまだまだ少なかった。
経済環境として虐待を増加させておいて、処罰はかなり甘いのだから、まともに育つ子供は減少する。
命を軽く考えるのは、仏教否定からである。
そこから、神がすべての功利的才能とコマーシャリズムが世を席巻するから、他人の命、他人の子供、知らない高齢者などどうでもよいとなった。
凶悪事件、性の低年齢化、自由な犯罪、甘い反社会的勢力への対策、汚職、自殺変死、実質給与所得減少、少子化、虐待死。
日蓮正宗ならそれはアブノーマルだとわかるから、ふつうに考えるが、日本人一般は政治経済宗教の異常性のほうを常識だと感じるために、完全にイカれているのである。
事件化の次はあなたの番かもしれない。
むかしはたいして心配せずに子供を作って9割以上がまともに育った。
マスコミや政治的な生活保護バッシングはほぼ皆無であり、そんなものはただ仕方のないものとして公認されていた。
今は産まれた時に四分の1が身体に異常をみとめ、成育する間に四分の1が発達精神と貧困の問題を抱え、高等教育を経済的に断念する人も多い。
そしてそれらをすべて個人の自由だと片付けているのである。
貧困問題がより深刻になってきているのは、個人を孤立させて新興宗教をはびこらせ、自己責任だけを主張している政治が原因だ。
ボッタクリ商法のための意図的で過剰な個人の自由が家庭親族地縁を破壊している。