

日本食や日本の御菓子を食べようとするとどうしても高額になってしまう。
そもそも店舗が少ない。
何の変哲もないただの豚骨ラーメンは3000円以上する。
中華料理店のベーシックな焼きそばが2700円くらい。
日本食レストランで少しの組み合わせで12000円以上。
それはわざわざ必要ない。
私は時折、気持ちを落ち着けるために大手中華スーパーへ行って御菓子を見つけて買うことがあった。
日本の味一番に相当する台湾のコメ菓子を発見して、それはまったく同じ味と食感だ。カサは多いからほどよい500円台。
ポテトチップスは湖池屋のもので唯一馴染んだ味のものが一種類だけあった。これもそれほど高くない。
プリングルス派なら世界中どこででも売っている。
それ以外は欧米向けに開発されたバッタもので食べられないレベルのまずい日本メーカー製。
日清と味の素の商品が多い。
私の場合、結局は別に日本の味はまったく必要ないという当たり前の自然なリラクゼーションに落ち着いた。
そして欧米で日本人が頼りにしやすいのは大手中華資本の店舗だと覚えておくのはよい。
醤油、みそ、海苔、だし、各国のコメ、冷凍食品ぎょうざ、茶葉、そうめん、そば、生うどん、インスタントラーメンややきそば、ゴマ、ラー油、にんにく、しょうが、ニラ、キムチ、駄菓子など、おそらく全体の8%程度が日本企業製。
私には滅多に必要ないが、海外生活が長くなって日本の味が恋しい留学生やなんかは是非中華スーパーを探して訪ねるとよいだろう。
ちなみに韓国系スーパーなら九州企業に強い。マルタイ、五木食品などがラインナップされている店もあるが小規模では割高。
おカネに余裕がなくても食でじゅうぶん気楽に構えていられるだけの知識があるかないか、というところ。
余裕のある学生が割高に実家から日本食を送ってもらう文化はよくない。
学生は実家にむしろ欧米の特産品を送ってあげるための知識を持っているとよい。
そうではなくて、これから海外で頑張る日本人のための豆知識、予備知識。
政治は地域によって意味合いが変わる。
中韓との関係性や距離感はアジアの外ではまったく異なることも想定すべし。
しかし私のように素材をいかに組み合わせて出汁をとり、塩コショウで調えるかというタイプは、欧米でもまったく困らない。
日本オリジナルが必要ない。