第5回。深謝。今日はクロイツェルの4番とモーツァルト協奏曲の一部を題材にして、引き続き趣味と専門家の技術の差、音楽表現の違いを教えて頂いている。
クロイツェル4番のフレーズ毎の終わりの二分音符にゆっくりのビブラートをかけることができるか?
速い動きの後、瞬時にゆっくりモード。
まず趣味の素人からはほぼ不可能、もし5ポジション以上ならほとんど無理な注文。レッスン後リラックスしてかろうじて可。
モーツァルトの特徴を細かに踏まえて弾けるかどうかを試されて、さっぱり粗めでのっぺりの貧弱な音楽表現を自覚させられる。
途中で其の場から消えてしまいそうなほどの出来の悪さ。
しかも良い先生は、わずかな音程のズレを聴き逃さず指摘くださる。
ほぼ無理な注文の箇所が早速1楽章後半で出てくる。2回もゆっくり目に弾き直してカツガツゆっくりビブラートをかけることがかなう。
絶望的な技術(音楽表現力)の差を埋めるために、これから少しずつ音楽をリラックスして楽しむことに専念したい。
昔のリラックスを取り戻すとおそらく、自然で自由なビブラートが8割がたできる。昔綺麗にできていた1指での半音グリッサンドなどで試すとわかる。
いちおうビブラートの練習には取組むものの、なぜ身体全体がガチガチになっているのか、そのほうが重要。
2014年に東京ではじめての講師にみてもらった時の第一声は「身体に力が入っていないですね」、だった。
東京で約10年でここまでガチガチに変化しきって、9年前から既にガチガチになりつつあったものを修正出来なかった。
年数から言えば、死後硬直ではないが、最近は日常和むことがほんの僅かに増えてきているから、或いは改善するかも知れない。
生真面目に練習することも大切なのかも知れないが、むしろ、違うところの問題と時間の経過の中で改善するだろうと思う。
まだまだお聞き苦しいので先生には大変申し訳無いと思いながら、大中小の目標を明確化して設定してくださる有り難さに感激する。
すぐに改善できない課題をゆったり(今日明日で慌てふためかず)取り組めることが1番の機会だ。
有難い機会はほとんど命懸け。
カルト文化や宗教には御用心あれ。
バイオリンの講師にも(たとえクラシックでも)悪質な者やまともに教えないで嫌がらせ半分に突付くだけの者もいるから、以前にも書いたが趣味の皆様はただのカモにされないように願っている。
(いくつかのスケジュールが厳しくなり、しばらくレッスンブログはお休みすることにする)