FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

それでも私は円安予想 アナリスト達の理論と読みの甘さ

アメリカの金利が落ち着いて低下するから円高に。

日本もゼロ金利にはなる時期が近いから円高に。

金融緩和が終わったら通貨供給量が減って円高に。

輸出産業とインバウンド絶好調で日本経済の魅力が高くて円高に。

だいたい、そんな理由で円高しかないから、まあ余裕で130円台にはなるだろうという楽観論の専門家は多い。

専門家がある程度、理論的に因果関係を見て発言しているのは、私も経済学士なので理解できる。

しかし、私はしかしながらそれでも円安予想をする。

いや予想を変えない。

見るべき指標が上記だけではなくて、トータルでなければならないからだ。

円高予想の専門家指標が弱すぎる。

去年130円とか135円とか言う専門家がぞろぞろ居たが、私の予想通り良くても140円台前半までで、結局は150円台へ向かうと予想した。

一つ一つ見ていく。

指標①アメリカの金利。多少下げるが、長期的に2.5%以下にはまずしない。②日本の金利はゼロにするのがやっと。なぜなら政府自民立民ともに株価を吊り上げておきたい。③①②より金利差が縮まっても幅は最小でもせいぜい2.5%〜3%止まり。したがって円高圧力は小さい。概算150円が145円になる程度。④金融緩和を終わらせても、コロナ期に火事場泥棒的に始まった強力な防衛費流用目的の国債発行増額は止まらない。通貨供給量は圧倒的で160円台へ。⑤輸出産業の好調は限定的。日本の魅力というより工業製品輸出は競争力低下著しくそれほどのアドヴァンテージにはなりえない。短期的に2円円高圧力程度。⑥インバウンド絶好調こそ日本の魅力の証明だが、経済全体の規模に影響するレベルにはなり得ない。かつここまで国全体が悪化していては10年は続かない。

①から⑥の理由で2024年中に150円台で値動きする時期が増えるのではないかと見る。さらに2030年に向けて160円台から2034年には200円に向かう。

絶対不動の日本経済政策のポイントは、防衛費爆増、高齢者爆増、少子化で供給力激減、株価吊り上げのための貨幣大量供給継続、インバウンドの日本の魅力サービス供給力も低下するなど暗黒と絶望の現実から目を逸らしてはならない。

心理的不安から円安予想をしているわけではなく、国勢変化予測と不動の政策が誘導する円安の流れしかない現実を根拠にしている。

経済アナリストたちは、自分達の収入で生活に困らない余裕があり、なんとかなるように資産管理もチャッカリしつつ、日本経済が全体として悪化することに無頓着でどうでもよい感性で仕事をしている。

予想がいくら外れても、何万人自殺(不審死)が増えたとしても、アナリスト達は意に介さなく、報酬も変わらない理由は、楽観論にスポンサーがついているからである。

楽観論なら社会保障制度を形骸化させることができるし、日本民族を早死にさせるために好都合だ。

いずれにしても、円安の大きな流れは不変である。

立憲民主党政権交代でもすればという根拠はない。

どこが政権をやっても、大きいところで政府の言いなりなので、予想は変わらない。

貧困層が爆増してサービスレベルも下がり治安も悪化して、高齢者障がい者と外国人排除(虐待虐殺)へと国民感情が振り切れてしまう日がすぐそこまで来ている。

日本崩壊は民族的な人間(人格)崩壊でもある。

人倫の危機、国家観の危殆、国防崩壊、違憲状態常態化がもたらす近未来は殺伐とした野犬的な群れ社会となるのではないか?

いやすでにその現状を自覚すべきかも知れない。

キリストや釈迦のレベルなら間違いなく経済予測も当たる。

自然科学・社会科学・人文科学を掛けているからである。