それほど良い香りがないから、良い香りを求める。
馴れた香りが良い香りというものもあり、馴れないものは悪い香りか。
特別ではないシャケ。
日本の加熱は、焼鮭で、オニギリだと身ばかりだが、基本皮をカリカリに焼く香りと食感が魅力だ。
欧米では、焼鮭ではなく、シンプルに身を加熱しているだけのものがある。
鱗もそのまま付いている。
日本のスーパーなら特大の切身、小さな切身の2〜3倍くらいで円換算すると150g1120円。日本の倍以上だがよく脂がのっている。
ジバンシィの香水が少し残っている。
主張が強いようで角のないしっかりした香り。
寺の御香、御講などはむしろ香りが勝って、そこに枝垂れる講である。
空間や社会やコミュニティを決定づけるほどの違いがある。
おかしな政治宗教のあつらえた悪臭に香料を焚き付けて清廉潔白を偽装すると、愚かな民はそこに枝垂れる。
マスコミは映像と音声で音声はかなり誤魔化せるが、どうしても日本の悪臭の相までは消せない。メイクをこえて見える相は声からかなり判る。
きちんと一念三千法門は明判しなければならない。
このシャケは死後まで丁寧に暖められて全体的に柔らかいまま私の胃袋でじっくり消化吸収されてフワフワとろとろに幸せそうだった。
香りが少しは生臭くもあり、焼鮭用のまとめ買いのいつもの薄くてカチカチな地獄の相とは違うほのかに香る香りでとても良かった。