いくつもの世論調査で国葬に反対している割合や国葬を不適切だと思う国民の割合が判明している。
その理由はさまざまだが、自然な意見でありノーマルな感情だ。
司法地裁は緊急性がないという差し止め却下理由だから危機感はない。
予算はすでに計上されているから誰も損しないという理由は、予備費で何をやってもよいという司法判断の放棄である。
政府予算の私物化を認めるものだ。
もちろん司法判断のいくつかに過ぎない。
賛成派は公務員や神道政治を支持している者が多いから、司法絶対論者の割合が高く、ますます人の話を聴かず議論を拒否する。議会無視。
アンチは困るなあと言えば、なんでも誤魔化せる。
外交に必要だという飛躍した理由まで持ち出す。
当然外交上の必要性はまったくない。
国粋民族主義や政治的に片寄った感性からくるこじつけの理由で国葬を強行し、裁判官にも危機感がまったくない。
民意も大切だが、エリートにノーマルさがない危機的な日本。
港区の増上寺でやった葬式葬儀だけでもよい。
重ねてやりたいなら党葬か統一教会葬とか学会友人葬とか、いくらでもある。
しかし国葬にする理由は何もない。
国葬を主観的理由でやってよいはずがない。
武道館周辺の交通規制で迂回させられて迷惑する市民が数十万人はいるだろう。
安倍のために苦しみおなくなりになった方々、これからおなくなりになる方々は数百万人をはるかにこえる。
功績より罪業が圧倒的な政治家は、死んでもなお国民を苦しめているのである。
人心を無視し踏みにじる自民党政権はひろく支持されない。