FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

とあるレッスン備忘録(バイオリン・再スタート・クロイツエル22番・ビバルディ四季より春)

なんとクロイツエルの22番を褒められた。
本人はギリギリでまさか褒められるとは思いもよらず、一応ミスなし。
綺麗だと褒められた。
目標とする速度にはまだ到達しない。
弓使いが少なすぎるのは改善を指導された。
スフォルツァンドにしてはこじんまり弾き過ぎた。
厳密、緻密、精密に言えば、本人は2ヶ所不満があったのだが、つまりまあまあの出来ばえだった。
先生の言うコツが指先で点でとらえて弾けというもので、シュラディークの1番と結局同じことを指導されており、十度音階を弾くと否応なしに指先で弾くのと同じ要領でもある。
シュラディークで左手の指を指板と直角に置くようにする要領と合わせると、コツが3つ融合された弾き方で、トリルは美しくまめるようになりつつある。
小指も、他の指もすべて美しく。
先日東京交響楽団のファーストバイオリンが美しく緻密なトリルを見事に揃えているのを聴いて、なるほどなと合点している。

ビヴァルディの四季より春全楽章。
今日も、弓をもっと使えという一貫した指導。
1楽章の有名なソロの後半の弓使いに難点が発生。
肘から先を脱力して弾くところで、変な弾き方をしているのだが、修正。
なるほど、これだとぴったりしっくりきた。
2楽章も雰囲気が出ていてよいとお褒めいただきながら、最後のフレーズの繰り返しをA線でひくも音量をさらに落とせという難題を頂戴し、苦心気味ながら意識すればそこそこできるものである。
3楽章も前回より改善して、先生のいいねをいただいた。
少し汗ばむ春の終わりに、完成度を高めて音楽をより豊かに堪能する喜びを感じたレッスンだった。