まあまあの練習量のメニューを立てていてこなすのはかなりのエネルギーが要る。
エネルギー問題は意欲や健康管理のほうでカバーするとして、段階的見直しが要る。
フレッシュ音階で段階的に教えを受けることも可能だが、あえてよりシンプルな基礎練習を採り入れる運びに。
シュラディークのいくつかのメニューを使って左手の形を無理なく整えるように教えていただいたので、やってみる。
今までポジションエチュードも1弦上の形に集中していたものから、一歩前進。
そういう意味ではフレッシュ音階やクロイツエルは飛躍なのだが、技術的基準地点を知り、どんな課題があるのかを感じとるためには、ひととおりやってみてよかった。
ただ、一旦フレッシュ音階は停止するほど、基礎メニューがたくさんあって、樹海に迷いこむ一歩手前。
迷ったらフレッシュと楽曲に戻る。
留意点をひとつひとつ習慣化する。
長時間やるより、落とさない点を増やす。
エネルギーを使うのに、量ではなく質に投入する。
右手ののせかた、載り具合、響きを感じとりながら。
近年、左手に集中する間に右手に変なクセがついてきて、これも改善するべき。
右手、毛が弦に吸い付く感じを取り戻したい。
今の弓(コーダマーキス)をやはりまだ使いこなせていない。
おそらく深呼吸して弾けるかどうかが重要。
その一助としてマーキスの毛の量をやや大袈裟に増やしていただく。
チェロより少なくビオラよりは多いので、見た瞬間わかるほど。
繊細というより神経質になりすぎるとよくないから、音量が出るから、プラス効果には間違いない。
弓の載せ方を少し意識すると、毛のキューティクルの消耗具合がよくわかる。
節約してもツルツルでは弾きづらく誤魔化しにも限界がある。2ヶ月半程で限界をこえていた。
気楽に弾くためのメニューにはメンテナンスも込み。
いい馬の毛は実際いい。
腕は良い弓である程度買えるのと同じで、緊張をほぐすためにも、ある程度はお金でほぐせる。
たくさんメニューはあるが、何年後にどのくらい絞れているかが面白い変化だ。メニューの組み合わせノウハウも上達すると楽しいのだが頭の回転機転がとても大切なようだ。