FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

バイオリンの左手の基本形(小指が難しいのはこういうこと)

シュラディークの1番最初の01234321の繰り返し、あるいはキラキラ星の00103210、シャープ3つの音階のA線で01234など、初心者がとりかかるその最初が肝心。
でも、バイオリン講師はほとんどこの左手の基本形を教えない。
私の場合、8人目の講師でようやく教わってこれから覚えるところだから、7人目までの講師はそもそもバイオリンを教えるつもりがないというくらいの重要な基本だ。

まず、薬指を弦に垂直に置く。
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つぎに手の外3本の指(中指薬指小指)を指板に置く。まずは親指と人差し指は浮かせておく。
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それから人差し指を軽く載せる。親指を添える。親指の先は指板から飛び出さないこととネックに軽く触れる程度で。親指と人差し指は握らない。当てるだけで、シフトチェンジに備えることと、力で外3本の指の動きを止めない。
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これが4本指を載せた状態。
次はひとつ人差し指を載せるとこの形。
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次はふたつ人差し指と中指を載せるとこの形。
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さらにみっつ人差し指中指薬指を載せると。
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そしてよっつ人差し指中指薬指小指まで載せる。
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この時小指を載せる形は指がアーチになる。
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写真のとおり、1、2、3までは見分けがつかないのが正しい。みなさん1と2と3で左手の形が全部変化していることが多いが、間違った形は講師が指摘しないことで悪習になる。
1も2も3も形を変えずに指を載せるだけ。
ハードルに感じやすい4について、おそらくほとんどのアマチュアと一部の大卒は4のアーチがないまま指の平(腹)で押さえる。
正しいのはアーチで指先の点で載せるだけ。わたしの小指はかなり短いがアーチ形でなければ統制できない。
指を載せるたびに、左手の形と甲の角度は変わらない。
この形のまま、1234の場合分けの練習をするのがシュラディークで、かなりの難易度だが、これをやらないと結局バイオリンは弾けない。
器用に弾いても、たくさん練習してもすぐに息切れして壁に当たるので、人生の貴重な時間を無駄にする。
練習しなくてもなんでも弾けるのがホントウなので、この左手の形をまず覚えることが左手の基本中の基本になってありとあらゆる左手の不安や課題に有効だと思われる。
パガニーニサラサーテを器用に弾いても、練習量が膨大に必要な人と、さらりと一週間で仕上げる人の違いは、この最初の難関をマスターして音階エチュードに進んだかどうかの違いだ。
高齢になったとき、左手がガタガタになる一群の名手やソリストたちは、この基本型をとばして進んでしまった器用な人たちではなかろうか。
そもそも教えない講師や間違いを指摘しない講師、放置しておだてあげる人たちが無数にいるのも確かで、業界の深刻なコマーシャリズムは深淵の闇である。
趣味の方もみなさんがきちんとしたバイオリンの弾きかたを学ぶことができるようにヒントや参考になるようにと願っている。
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