FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

人類はこれから進化できるのか?仕事に何を求めるかという調査と記事を読んで

f:id:FujiYama:20220114095631j:plain富、健康、充実、幸福を実現すればそれがなにより。
しかしインフラ、人間関係、社会あっての幸せ。
その地域、国家間の格差、ヘイトクライムなど不完全な人類社会であることは間違いない。
要するに自分さえよければ、あとは自己責任という範囲と分野がそれぞれ個人間で異なる。
国連が一応の基準や目標を設定して国際社会秩序を維持することにはなっているが、はたして実際うまくいかない個人が溢れかえっている。

仕事についての調査をみて、人類の大半はエサを求める少しく文化的な生き物だなと思う。
裏を返せば所得水準が満たされれば仕事をしなくなる人が過半数ではないかとの疑いを持つ。
一時期の知人にも若い頃ハードに稼いで、中年期に商売をやめて遺産と合わせれば遊んで暮らせるという人がいた。
フランス人が面白い仕事をしたがるのは、もともと文化的なことに国をあげて取り組んでいるから当たり前で、享楽的楽しみとは違うものを志向している。
さまざまな文化素地による労働者の違いは、それぞれの進化の段階が如実で面白いが、貧困や疾病の固定化ともいうべきお国柄というのは喜ばしくはないと思う。
文化的に面白い仕事には、地域社会における評価名声や自律性と社会への貢献が含まれている。
フランス人の志向は実にただしい。
あさはかなエサに飛びつく犬や享楽的刺激を求めて彷徨う流民的エリートや学費のための低賃金労働者や、その他悲惨であわれな人類をひとりでも減らして、他者を尊敬してみんなで幸福になれる国家社会を各国国民は目指すべきである。ミャンマーの民衆ですらその想いを持っている。
経営コンサルティング企業の調査分析に欠けているのは、進化発展の志向である。
バカは安く使え。貧乏人は奴隷にしろ。いい国に産まれたら幸福だ。金さえ払えば働き手はいくらでもいるというような、人間の絶望や相互不信と生命軽視と金儲けだけの人類の不幸を指し示すコマーシャリズムである。
なにか経営や人間をわかったつもりになる浅知恵は無責任な企業活動を予定している。
元気がよいだけの健康は馬鹿の証明である。
自然の動物はみんな元気で過酷な環境を生存の快感に生き抜き、いたわりあうのだが、なにかあれば即死する。
富の蓄積や技術を人間の文化的生活のためにこそ活用してはじめて人類であり、一族郎党だけではなく、地域国家社会総体として広く実現しているフランスに学ぶことは大きい。
日本人の幸福はサルの多少大きな群れがいくつか繁栄しているのだが、文化レベルがほんの一族に限定された心貧しい富裕層の幸福に終わっている。
わかり合える人に出会うのが難しい分断され孤立した人間関係ばかりで、働くのはお金のためという人が多いから、どうしても立正安国論日蓮正宗をすすめることになってしまう。
綺麗事や正論はいくらでも言えるがまったく政治や人間関係のなかで実現しない。
いくら収益をあげ資産を蓄えてもそれは大差ない。
焼け石に水も無いよりマシで大切だが、天候次第で焼け石に水すらなくなりかねない。
人類それぞれの幸福を社会総体的に実現するためには、みなさんの努力だけではとうていおぼつかない。

以下記事のコピー

労働者は仕事に何を心底求めるのか? その答えはどこで働いているかにもよることが、経営コンサルタンティング企業「ベイン・アンド・カンパニー」の国際調査で見えてきた。

アメリカ人と日本人はいい給料と手当を何よりも求めるが、フランス人にとって給料はそこまで大事でなく、求められるのは面白い仕事だ。

ブラジルとナイジェリアの労働者は学習の機会を求め、インドネシアの労働者は同僚とのいい関係を大事にする。




中国の求職者は自分に刺激を与えてくれる会社を探し、ドイツ人は雇用の安定を切望する。

この結果は、10ヵ国2万人の労働者からの回答を集計したものだ。

折しもコロナ禍で、いつ、どこで、どう働くのかという長年保たれてきた基準が乱され、世界中の雇用主は対応を迫られている。

コロナ禍で仕事観が見直されている

仕事の新しいルールを学習しそこねる企業は、従業員の離脱や企業文化の破綻を被り、諸々のチャンスを逃しかねない。だから労働者が求めるものに耳を傾けることがかつてないほど重要だと言うのは、ベインの内部シンクタンク「ベイン・フューチャーズ」の共同代表アンドリュー・シュウェデルだ。

「労働者のニーズや願望や動機の多様さが印象的です。労働者が何を求めているのかについて、壮大なる一般化は避ける必要があります。仕事でただ高給がもらえればいいだけではないのです」

とはいえ、ベインの国際調査によれば、給料は大半の国でいちばんの動機だった。


調査に回答した全労働者の半分以上が、仕事と私生活のバランスを考え直していることもわかった。

「労働者はパンデミックによって誘発された仕事の混乱を活かして、仕事に何を求めるのかを見直す機会としている」と調査レポートは述べている。

最も重要視されていたのは、給料、柔軟性、雇用の安定などだった。逆に世界中の労働者にとってそれほど重要ではないと見なされていのは、名声や自律性や社会への貢献などだった。