FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

クライスラー プレリュードとアレグロ その弐

f:id:FujiYama:20220206133637j:plain一度この曲について記事を書いたのは1年くらい前。
着実に私も進化していると感じる。
小学生のコンクール課題曲で、福岡予選を見学したのが、はや25年も前のこと。ももちパレスだったような気がする。
みなさんがよどみなく次々と演奏して、特に優れた印象の人は1人か2人、他の8人くらいは流しただけという印象。
その曲だけでは判断できないが、聴いていて違いが判りやすく勉強になる。
もう時代が変わって、同じレベルと人数は期待できないが、コンクールは刺激と勉強になる。
一昨年この曲に取り組みながら、その最優秀を意識しながら弾いている自分に気がついた。
去年からはギルシャハムの演奏を参考にして練習している。
講師の先生が教えてくださるポイントをきちんと踏まえると、最優秀に一歩ずつ階段を昇ることができる。
若い時にやっていれば、私も全国大会に行けたなあと実感と手ごたえを感じながら、遅すぎた春を記事にするのが自虐なのか、いややはり青春だなと思う。
クラシックは、ポイントが万人みな同じで、やれば誰でもできてしまう。
ボケていれば難しいが、好きこそ物の上手なれ、ホントウは才能なんて誰でもある。
難しい音階だって十代の若さがあれば、普通に努力すれば、それほど無理なことではない。
前半プレリュードは、少し音程が難しい最高音の箇所を少し練習する必要がある。アレグロは弓のバリエーションを明確に出す。
聴いているとすごく派手な難しい曲に聴こえるがそのわりには、それほどの難曲でもない。
学校帰りに近所の裏山に遊びに行く程度の難易度である。少し弾き込んで慣れてきた。
先にはまだまだ高くて難しい山々がそびえていて、人生で滑落しない限り挑戦することもできる。
案外、滑落がありふれているので、取り組めること自体がたいへんな幸福であり、二極化してさらに取り組める人が減っているのも時代の流れ。
ますます私はバイオリンを辞められない状況になってきた。
さらに励めるように着実に精進したい。