FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

舌切り雀とお世話になってきた方々への感謝の一端

f:id:FujiYama:20211229215446j:plain昭和の穏やかで豊かな人間関係、ゆとりある努力を認めあう社会、伝統的な庶民の平和は、おばあちゃんから母からの読み聞かせられた昔話に息づいていた。(下にあらすじ貼付)

そして令和になってもその心はある地方の経営者にも残っている。(下にコピー貼付)この一族と直接の面識はないが地縁血縁をたどると縁続きだと母から聞かされた。もちろん誇らしい意味合いで引用させていただいた。

政府の推す新自由主義とはまったく違う日本の和の心はこういうところにある。

搾り取られても精進して疲弊するだけの都合のよい民を期待し、自分たちだけががめつく儲けて無責任に生活保護の利用を薦めるようなとんでもない政治家や官僚たちは、こういう経営者の爪の垢でも煎じて飲むとよい。

しかしそういう心は誰かに説教されても育たない人たちもいる。

日蓮は聖愚問答抄というお書きもので、大小に振り回される愚かしさを丁寧に諭している。(大石寺信仰を拒否無視する一般には難解なのでここには貼付しない)

ほんとうに極限の薄利多売で持ちつ持たれつの店舗で、昔ずいぶんお世話になったスーパー(食料品・家具・家電・衣料品・雑貨まで)を思い出して、やはり先祖の供養と佛に対する報恩の心を毎日確認しなければいかんなとしみじみ思う。

日本経済通のアナリストや経済記者たちは強引な利益率と生産性向上のためならあらゆる悪事を正当化する。利益率を追いかけ回すのが絶対の正義だという貧しい心のあさましい経済観念に支配された日本人たちは、もはや日本人ではない。いつどこで理由もなく暴漢に襲われるかわからないような日本を目指している彼らと、地に足の着いた平和な日本人は世界観人生観価値観が違う。

むかしむかしあるところに心優しいお爺さんと欲張りなお婆さんの老夫婦がいた。ある日、お爺さんは怪我をしていたを家に連れ帰って手当てをした。山に帰そうとしたが雀はお爺さんにたいそう懐き、お爺さんも雀に情が移り、名をつけて可愛がることにした。しかし、雀を愛でるお爺さんの様子をお婆さんは面白くなく思っていた。

お爺さんが出掛けたある日、お婆さんが井戸端で障子の張り替えに使うために作った(続飯)を雀は食べてしまった。怒ったお婆さんは「悪さをしたのはこの舌か」と雀の舌をハサミで切ってしまい、痛がる雀にお構い無しに、どこにでも行ってしまえと外に放ってしまう。そのことを聞いたお爺さんは雀を心配して山に探しに行くと、藪の奥に雀たちのお宿があり、中からあの雀が出てきてお爺さんを招き入れてくれた。

雀は、お婆さんの糊を勝手に食べてしまったことを詫び、怪我をした自分を心配して探しに来てくれたお爺さんの優しさに感謝を伝えた。そして仲間の雀たちとたいへんなご馳走を用意してくれ、歌や踊りで時が経つのを忘れるほどもてなしてくれた。帰りにはお土産として大小2つのつづらが用意されていた。お爺さんは、自分は年寄りなので小さい方のつづらで十分と伝え、小さなつづらを背負わせてもらい「家に着くまでは開けてはならない」と約束され雀のお宿をあとにする。家に帰り中を見てみるとサンゴ宝珠の玉や小判が詰まっていた。欲張りなお婆さんは、大きなつづらにはもっとたくさん宝物が入っているに違いないと、雀のお宿に押しかけ、大きい方を強引に受け取る。雀たちから「家に着くまでは開けてはならない」と言われたが、帰り道で待ち切れずに約束を破りつづらを開けてみると中から魑魅魍魎が溢れるように現れ、お婆さんは腰を抜かし気絶してしまう(魑魅魍魎に食い殺されてしまう、または、妖怪から命からがら逃げ切り改心するという説もある。また、お婆さんは約束を守り自分からつづらを開けなかったが、手を離した瞬間に自然につづらが開いてしまったとする説もある。)。その話を聞いたお爺さんは、お婆さんに「無慈悲な行いをしたり、欲張るものではない」と諭した。

企業ホームページより

ごあいさつ

暮らしにやさしい光を注ぐ

ルミエールの理念は、お客様の毎日の生活を支え、物心共に豊かにする、『暮らしにやさしい光を注ぐ』という事を考えています。
企業は本来、世の中の役に立つためにあります。企業を維持する為に利益は必要ですが、利益を得ることが目的ではありません。しかしながら、一般的に企業は利益や規模を拡大することを目的にしています。当社は創業当時から世の中の役に立つ事を目的とし、お客様、社員、お取引先、関わる皆様が幸せになれるディスカウントストアでありたいと考えています。

生活の品を出来るだけ安く販売する為に

当社は、お客様の毎日の生活が出来るだけ低い出費で、賄え豊かな生活をしていただけるようにという事を経営目的としています。従って、一般的な店舗が行なっているような、集客の為に特定の商品を一定期間だけ安くするということは致しません。運営に掛かる経費を極限まで抑えることで利益率を低くし、毎日同じ安さで販売し続けています。

利他の精神。相手を思っての行動を

自分だけの事を優先に考えて自分中心の行動を取るのでなく、店も個人も他の人の為に動くことが必要です。自分の利を求めて奪い合う世界でなく、他者の為に与え合う世界、助け合う世界を作っていく事が人々の幸せにつながると思います。幸せとは自分の事ばかりを思って行動しても幸せにはなりません。他者の為を思って尽くしている時、本当の幸せの状態にあると思います。

人間として最も大切な事は、感謝し恩を返していく事です。来店されるお客様や取引先、仲間に支えられて私たちの仕事は成り立ち生活出来ています。受けた恩をお返ししていく事が大切です。助けたり助けられたりして絆が出来ていく事が人としての幸せだと思います。

当社はこのように与え合う心、助け合う心で人々が幸せになっていく社会を目指しています。世界的大きな課題に直面している今だからこそ、関わる皆様のお役に立てますよう、一層の努力をしてまいります。

代表取締役 三角 勝信