FujiYama’s blog

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日本のダブルスタンダード?ま反対の常識

f:id:FujiYama:20211220152628j:plain生活保護受給者を中傷 業務担当の市職員 ツイッターで 投稿は削除、厳重注意
12/3(金) 13:18
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苫小牧民報
 苫小牧市は2日、生活保護業務を担う生活支援室の職員がSNS(インターネット交流サイト)のツイッター上に生活保護受給者を中傷する内容の投稿をしていたことを明らかにした。柳沢香代子福祉部長は「大変申し訳なく思う」と陳謝し、職員に厳重注意するとともに、同室の全職員を対象に改めてコンプライアンス(法令順守)研修を実施し再発防止に努める考えを示した。投稿はすでに削除したという。

 同日の市議会定例会の一般質問で、原啓司氏(共産)が「無職のくせに」などと侮辱や中傷をする投稿があったと取り上げ、「一人ひとりに寄り添う努力の積み重ねが崩れ去る」と強く批判した。

 市によると、10月11日に匿名で「市職員と思われる人物のSNSに不適切な投稿がある」と削除を求める電話が生活支援室に入った。同室長が翌12日に投稿したとみられる職員に確認したところ、一度は否定。しかし、他の膨大な投稿も精査した上で14日に改めてただしたところ、事実を認めた。同室長は職員に不適切な投稿の削除を命じ、公務員の信用失墜行為として厳重注意した。

 市は昨年7月、市ソーシャルメディア私的利用ガイドラインを策定。情報発信の際には公務員の自覚と責任を持つことを強調した上で、禁止事項として▽他人に不快または嫌悪の念を起こさせる発言▽差別を助長させる情報―なども明記していたが、不適切な投稿を防げなかった。

 岩倉博文市長は「市民に不快感を与えてしまったのは残念だ」と遺憾の意を表明。市は今年度、「ふくし大作戦」を展開中で、市長は「公僕の意識が全く欠落している」と述べ、再発防止に全庁挙げて取り組む姿勢を示した。

 さらに市は、新型コロナウイルスのワクチン接種に伴う交通費を生活保護の支給対象にする制度の周知が不十分だったとし、12月分の保護費支給の決定通知に案内文を同封し、該当者から申請があればさかのぼって支給する考えも示した。これまでは市やケースワーカーに問い合わせがあった場合のみ対応していた。市内の生活保護受給世帯は現在約4300世帯に上り、うち同制度の交通費を受給したのは11月時点で39人だった。原氏への答弁。

苫小牧民報

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おそらく健康な人が、働かないで遊び暮らしている前提で、中傷している。
資料を調べるとそんなケースは圧倒的に少ない。みなさん何らかの働けない事情がある人や収入が絶対的に不足する働き口しかない人たち。
弱い人間に対して居丈高にマウントするような情けない日本人が多い。
もう10年くらい前に維新の橋下徹生活保護受給者の主婦と組合系を攻撃している動画を見たが、あまりにむごたらしい攻撃だった。
橋下徹生活保護の額面が多いから減らせと主張して、その後国は三回に渡って実際に無理矢理減らしている。
遊び暮らしているという偏見の中で、支援してくれる人たちが極端に少ない孤立無援の彼らは、額面をフル活用できずに悲惨な生活をしている。生活保護には余暇費用がまったくないわけではないから、多少遊んでも問題ないのだが、効果的に少ない生活費を使う知恵がなく、それが他人からはムダ使いに映る。
偏見や無視などをやめて、周囲の人たちがよいアドバイスをしてあげると額面でギリギリやれるところだったわけだが、最近減額が続いてそれも叶わなくなってきている。
ある高齢単身者も、もうやっていけないとうちひしがれ、嘆いていた。
買い物恐怖症のレベルである。
あまりギチギチの額面でやらせると、受給者たちは精神的に追い詰められて、どんどん病んでいくことになる。
人権がらみの条約でも経済的虐待は禁じられており、そこに抵触するおそれもある。
しかし、生活保護不正論者からしてみると、生活保護支給額より少ない額面で生活している人たちがいるから、生活保護は貰いすぎだ、贅沢だということになる。
これが今の日本の最悪の貧困システムである。
欧米では生活保護は正義で、貰わないほうが不正である。
遊び暮らしていけるような支給額でないのは同じである。
日本だけ先進国で貧困が多くて子どもの貧困率も断トツな理由が、日本人の常識としての生活保護不正論なのだ。
成長過程でも家庭でも地域でもみんなで生活保護受給者の悪口ばかり言っている日本人たちは、もともと弱い人間は死ねというイジメに慣れっこになっていて、宗教でもやはり生活保護は不信心だと非難することが多いから、こんな公務員がいたからといって、別に珍しくもない。
日本で収入が基準額を下回る人たちで、きちんと生活保護を受給している人たちは、わずか22%程度だそうだ。欧米はちょうど真逆で8割が生活保護を受給するという。
大人が正面きってイジメをやっているのだから、子どもの世界がどれだけえげつないことになるか予想がつくし、教師の常識もデタラメで非人道的対応ばかり。
政府や一部国会議員や学者なんかはどんどん受給してくれと言うのだから、まるでバラバラな状況である。
同じ国民でギリギリの生存すら認められない心というのを、私は理解できない。
額面が多いということは先進国で比較してもまったく言えない。
彼ら弱い人間や弱い立場の人たちには、心のケア(配慮)を含めてきちんとした保護をしなければ、彼らが健康を害して死んでしまう。
国が国民を追い詰め、国民が弱い国民を追い詰め、誰か得になるのか?
そんなマスコミに便乗した公然のイジメで人気を集めるような勘違いには賛同できない。
差別している人たちは、そのために極貧で数百万の人たちが保護を受けられないでいることの責任がとれるのか?
同じ国民がなぜ同じ国民を助けないで非難するのか?
動物より残虐な国民性があるとしたら、啓蒙していかなければならないだろう。
もちろん他人に迷惑をかけたくないとか人に頼る甘えた気持ちを超克したいという心はわかるが、その心があるからこそ生活保護を利用しなければならない所得階層であるという自覚を持ってもらいたいものだ。
自分は大丈夫で安心している場合ではない。
彼らに無関心で非難や排除するより、具体的な手助け支援について個別にできることを考えたほうが建設的だ。
同じ地域、同じ国民、同じ言語である。
近い習慣や嗜好の文化を持つ人同士は特に援助していかなければならないだろう。
放置してさらに医療費が高額になり、人手を要して、簡易労働力や簡易な家事にまで重大な支障が発生している人たちもいるのだから、できるだけ早い段階で彼らの声を聴こう。
日本人にとってそれが革命的な激変激動の振る舞いであるということは、やはり極東なのである。
がんばれ日本人!!
日蓮曰く、釈尊の出世の本懐は人の振る舞いにて候うぞ。と。
そしてそれこそが世界で言われる合理性という言葉の意味合いである。