FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

生活保護は最低限度の生活のためにあるのか?

よくネット民や国粋主義者たちは、したり顔で生活保護で贅沢をしてはならないと主張し、良識ぶって市民警察をやろうとする。

維新やマスコミの常套的な弱者イジメ、障害者イジメである。

ドイツ人のホロコースト指向を学んだつもりで、無反省に虐殺したがる。

では、世界中でそういうことをやるかと言えば、まったくそうではない。

無名の市民が出世するためには、弱者を動物化して非人間化することでホロコーストを正当化する。

自分が教祖かカルト幹部なら安泰なのだ。

先進国における本来の生活保護の趣旨は、自立助長と健康で文化的な最低限度の生活である。

他人に依存せざるをえない生活、不健康で野蛮な生活をさせないために必要な支給額面を削減してきた結果として、自立どころか突然死したり虐待死したり不衛生な管理施設に収容したりすることがいとも容易く横行する。

もともと生活保護の受給者たちが不衛生不健康なのではなく、あまりにも政治的な偏見と差別による支給額面削減が進みすぎたことによる帰結としての結果を軽く見てはならない。

殺人を正当化するための政治的信条や国民感情は、公衆衛生や健康や文化を否定している野蛮なものである。

日本固有の野蛮な思想について、きちんとした改善のための議論が起きる兆しすらない。

社会福祉は愛や慈悲ではない。

自立助長や社会公衆衛生上のシステムである。

一般的教養すら理解できない大衆のために、官僚たちはわざわざ積極財政をやらないだろう。

一般的教養すら理解できない大衆のために、政治家たちもわざわざ賃上げはやらないだろう。

社会福祉すら理解できない大衆のために、なぜ減税する必要があるのか?

いかに多くの大衆を殺戮するかという競争原理によって、日本人たちは日々お互いに殺し合いに勤しんでいるのだ。

そもそも日本人に法の進化史を説いても、日本人が変わらない限りは、ガラパゴス化した珍種をアピールしているつもりの野蛮人には理解できない。

人類史から見るとイカレている。

まじめでまともなつもりの奇人変人、辺境の妖怪村社会である。