維新が議席を回復急伸した。
かつての民主党と同じ構図がある。
マスコミが後押しして人気者として取扱い、維新は不満を突いて不安を煽るやりかた。
財政破綻するというデマをとばし、財政学や経済政策学などのマクロ経済をまったく理解していないし、視聴者や購読者は真に受けている。
生活保護の支給額が多いと追求し、低所得者どうしの足の引張り合いを煽る。
カジノ事業では我田引水の私利私欲を露呈しているが、さも税収が大きいように宣伝して、マイナス面と経費の大きさを隠す。税金を投入する事業として内需をまともに回復させるまでの今しばらくは不適切な事業。
都構想はれいわの大石さんが奮闘して本当のことを周知する努力でなんとか否決されたが、もともと行政効率をあげて経費削減ができるという説明が真っ赤なウソだった。
21年の衆議院選挙の公約では解雇のハードルをさげるとし、ますます雇用は不安定になるという。
旧民主党系がやってきた財閥と労働貴族のための政治を維新が進めようと画策している。
政治勢力を使って日本人を奴隷化し、税金を使ってやりたい放題し、税率や支給金を我田引水できるように立憲民主(旧民主党)を使ってきたが、目論見が外れて政策的に改善してきたため、マスコミはもう民主は使えないと判断した。
ちょうど維新なら使えるとマスコミはよい駒としてもてはやす。
政治は公共のものであり、誰かのものではないので、われわれはマスコミのミスリード、コマーシャリズムに流されない賢い目線を持たなければならない。
政治は純粋な商売と庶民の不満を解消するための宗教として使われると、大量殺戮の歴史が示すとおりの失敗と禍根が生ずる。
SNSやニュース動画の書き込みには、科学的思考や教養のないものが多い。
テレビやマスコミ記事はそういうレベルの人たちをミスリードする明確な意図を持っており、そこでチヤホヤされているもの、取り扱っている意見らしきものは、ずばり国民に対する殺意であることに気が付くべきだと思う。
私はテレビは観ないし、マスコミの記事も無責任な誤誘導を指摘する素材としてしか読まない。
総合大学で学んだ基礎というのは、なんのことのない平衡感覚であり、世界の常識と良識との摺合せである。
同じ学卒とは思えない非常識な日本人たちとは馴染まないが、個人の自由である。
堅実な政治家かちゃらんぽらんな政治家かをきちんと見分ける目をもって、日本をよりよい国にしていきたい。
マスコミが取り扱っているのは九分九厘ちゃらんぽらんのほうだ。
そもそも弁護士とか専門家とかロクな奴はいない。
意外だったが民主党政権のあと維新が出てから理解したことで、関西人は政治レベルではあまり賢いとは言い難い。まさに意外にも歴史的な知恵の蓄積がない人たち、教養がない人たちがかなり多い。