FujiYama’s blog

バイオリン弾きの日常的な生活の風景、感想などのブログです 政経もけっこうあります

それぞれのこだわりのちゃんぽん

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リンガーハットのちゃんぽんはあんかけを頼む。
野菜たっぷりがぜんぜんたっぷりではないし、スープがいかにも安いからである。
ラードが多すぎる。
にしては高価格。
学生の頃は全国どこでもワンコインで具沢山だった。
今や都内でまともなちゃんぽんを食べるには900円以上を予定しなければならないから、家庭でわざわざ作る意欲がわく。
ちゃんぽんスープは何種類か出ているが、それなりの味に貢献しつつピントがずれた味。
結局は具のだし、野菜のだし、醤油と塩のミックスが1番になった。
魚介類(イカ、あさり、えび)とブタ切り落とし、野菜(キャベツ、もやし、人参、ネギ、玉ねぎ、コーン)、丸大豆醤油と天然ミネラル塩の混合。
麺は入手が困難で、九州では20円台で美味しいちゃんぽん麺が買えるのは羨ましい限りで、都内都心ではなんとか美味しいものが1玉あたり70円もする。マルちゃんのちゃんぽん麺はもっちり感がなくブツブツ切れるので不採用に。
長崎のちゃんぽんには、白濁スープのものと茶色系のスープがあるが、一般にリンガーハットなどチェーン店の白のイメージが染み付いている。
ほんとうは白とは限らない。
出汁スープと麺のもっちり感と食べきれないほどの具沢山に至福のひとときを手軽に味わう。
アジアの混沌とした食文化は、日本人のちゃんぽんに象徴されている。
既成製品やリンガーハットなどのちゃんぽんでは、なんでもありの拝金主義の大衆文化に堕落するしかない。
ホンモノにはなにひとつ微塵も余計なものは入れずなにも手を加えない。
それがまた極上の味わいなのである。
白胡椒(ホワイトペッパー)がよく合う。
唯一アレンジするなら味噌と七味を加えるとまずまず美味しいが、どうも違和感がある。
ヨチヨチ歩きの卒乳の頃から親しんでいるので、これからもいろんなちゃんぽんを楽しみたいが、基点になる自家製はかなり重要な気がする。